9月シリーズでたった勝ち点1のオーストラリア 現地メディアはワールドカップ出場に向けて危機感を抱く

最後まで1点が遠かったオーストラリア Photo/Getty Images

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インドネシアにスコアレスドロー

オーストラリア代表はワールドカップアジア3次予選(最終予選)の第2節でインドネシア代表と対戦した。

開幕戦でバーレーンにホームで0−1で敗れたオーストラリア。立て直すためにも絶対勝利が求められたこの試合だったが、試合は0−0のスコアレスドローに終わった。これでオーストラリアは9月の2連戦を勝ち点1と未勝利で終え、6大会連続7回目のワールドカップ出場に向けて不安な船出となってしまった。

オーストラリアの指揮官グラハム・アーノルド監督は試合後のインタビューにて、「非常にがっかりした。私たちは多くのチャンスを生み出したが、またチャンスを逃してしまった。結局のところ、バーレーンに勝つべきだったのにチャンスを逃してしまったし、今日も楽に勝つべきだったのにチャンスを逃してしまった。現時点で2位は4カ国で争っている。それは大惨事ではないものの、家に帰ってたくさん考えなければならない」と2試合連続で勝利を逃したことについて苦言を呈した。
この結果に現地のメディアはこぞって危機感を抱いた。『FOXSPORT』は見出しで「非常に失望 サッカールーズはスコアレスドローでワールドカップに大打撃」と掲載。『news.com.au』は「2026年FIFAワールドカップ予選、オーストラリアの得点力不足が響く」と危機感を募らせた。

オーストラリアにとってこの2連戦を落としたのは非常に痛い。というのも今後の日程を見ていくと、来月はアウェイで日本と対戦。11月はホームでサウジアラビアと対戦するからだ。前回大会のワールドカップ予選でもこの2カ国と対戦しているが、共にホーム、アウェイで勝利がなく相性は最悪と言ってもいいだろう。だがここで再び勝ち点を落としてしまえば4次予選に進めるかも怪しくなるために、これまで以上に厳しい戦いに直面することとなった。

来月は日本との前に中国とホームで試合がある。ここからさらに厳しい試合が待ち受けることを考えれば、この試合は是が非でも勝利しなければならないだろう。

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