爆速の前田大然はSBにとって悪夢 やられ続けるレンジャーズの右SBには厳しい声も「前田をスピードに乗せないようにすること」

前田に対応するタヴェルニエ(左) photo/Getty Images

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今季もレンジャーズは前田に得点を奪われた

スコットランド1部のレンジャーズの右サイドバックに入るジェイムズ・タヴェルニエは、サイドバックながら昨季もリーグ戦で17ゴール10アシストを記録した超攻撃的プレイヤーとして知られる。レンジャーズでは絶対的なキャプテンでもあり、クラブ通算467試合で125ゴール131アシストを重ねてきたレジェンドだ。

しかし、そんなタヴェルニエにも最悪の敵がいる。セルティックFW前田大然だ。

左ウイングに入ることが多い前田は、ポジション的にタヴェルニエとマッチアップすることになる。常に高い位置を取って攻撃参加したいタヴェルニエにとって、その背後を爆発的なスピードで突いてくる前田は厄介な相手なのだ。
今月1日にはリーグ第4節で早くも直接対決があったが、結果はセルティックが3-0で勝利。前半17分には右サイドのクロスから前田にゴールを奪われており、またもタヴェルニエの評価がダウンすることになった。

かつてはセルティックやハイバーニアンでプレイし、現在はスコットランドのケルティ・ハーツでプレイするスコット・アランは、前田と対戦する際は攻撃参加を抑えた方がいいとアドバイスする。

「レンジャーズでのタヴェルニエの得点記録は見事だ。彼は驚くほど多くのゴールを決めてきた。しかし、課題は守備面にある。ここ数回のセルティックとのゲームでは、守備力の問題が浮き彫りとなってきた。彼は前田との対戦に問題を抱えていて、前に出たがるタヴェルニエにとって前田は難しい相手だろう」

「(前田と対戦する際には)攻撃の機会を減らして前田との距離を詰め、前田をスピードに乗せないようにすることだ。タヴェルニエは今後もPKやフリーキックから多くのゴールを決めるだろうが、1失点や2失点で結果が決まる大きなゲームでは守備のミスが勝敗を分けることになる。セルティックとのゲームでは何度もそうしたことが起きているからね」(『Scottish Sun』より)。

前田の運動量、スピードはサッカー界でもトップクラスで、どのサイドバックも対戦を嫌がるはずだ。今季の直接対決でも前田、古橋亨梧らに得点を奪われて0-3の完敗を喫したことを考えると、次の対戦からはタヴェルニエも前田を徹底的にマークすべきだろう。

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