ランパードが考えるスロットがリヴァプールにもたらした変化 「ピッチの中央には常にボールを受け取れる準備ができている選手がいる」

ACミランに勝利を収めたリヴァプール photo/Getty Images

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中盤の3人を称賛

CLのリーグフェーズ第1節でACミランと対戦し、3-1の逆転勝利を飾ったリヴァプール。敵地で開始早々に先制点を許す厳しい展開であったが、最終的に見事な逆転勝利を収めた。

プレミアリーグでは開幕3連勝の中迎えた第4節のノッティンガム・フォレストにホーム、アンフィールドでまさかの敗戦を喫したリヴァプールだったが、ミランとの一戦では再び強さを見せつけた。

そんななか、ミランとの試合後にチェルシーのレジェンドであるフランク・ランパード氏は『Amazon Prime』にて、今シーズンより新監督に就任したアルネ・スロットがチームにもたらした変化を語ったようだ。地元紙『Liverpool Echo』が報じている。
「ピッチの中央からゲームをコントロールし、誰もがそこ(中盤)での優位性を望んでいる。彼らが中盤に擁する3人の選手(グラフェンベルフ、マクアリスター、ショボスライ)は、それぞれ異なる特徴を持っている。彼らは皆、エネルギーと技術的なクオリティを持っているが、非常に賢い。ショボスライは主に高い位置のミッドフィルダーだが、時にはより広いエリアにポジションを移すこともある。しかし、ピッチの中央には常にボールを受け取れる準備ができている選手がいる」

「そして、彼らはボールから少し離れた位置にいる傾向がある。ユルゲン・クロップのチームは、ボールを持っていない時にはアグレッシブにボールを奪い返しにいくし、対戦するのはとても大変だった。この3人はこれまで、ボールがない状態でも良いバランスを保っているように見える。ボールを持った瞬間、試合をコントロールできる。彼らは試合の大部分を支配していたと思う。ポゼッションの割合は半々だったが、試合の感覚としては、リヴァプールが中盤でかなりコントロールしていた」

クロップが率いていた時のリヴァプールの武器の1つがハイプレスからのショートカウンターであったが、スロットは中盤に試合をコントロールできる選手たちを配置していると語ったランパード氏。

ボールを失った後の切り替えからのカウンターは今もなお鋭いが、それに加え、焦らずにじっくりと攻めることもできるスロット・リヴァプール。新体制になり注目が集まるリヴァプールの鍵は中盤の選手たちが握っているようだ。


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