セーブ率はリーグダントツの“93.3%” 今季はアーセナルGKラジャの守護神ぶりがエグい

ビッグセーブで堅守を支えるラジャ Photo/Getty Images

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いまだ1失点だ

CLリーグフェーズの第1節で、アタランタと0-0のスコアレスドローに終わったアーセナル。敵地で苦戦を強いられたが、なんとか勝ち点を持ち帰ることには成功している。

立役者はなんといってもGKダビド・ラジャだろう。後半立ち上がりにMFエデルソンに左サイドからの突破を許し、トーマス・パルティがペナルティエリア内で倒したという判定でアタランタにPKが与えられる。しかしラジャは横っ飛びでPKを阻止し、こぼれ球を狙ったマテオ・レテギのヘディングにも反応してかき出して見せた。

ラジャのスーパーセーブは、プレミアリーグでも炸裂している。第2節アストン・ヴィラ戦ではアマドゥ・オナナの放ったミドルシュートがディフレクトし、クロスバーに当たって跳ね返る。そのボールにオリー・ワトキンズが反応し至近距離からヘディングを放ったが、これにも素晴らしい反応を見せ、ストップして見せている。
データサイト『FBREF』によれば、ラジャは今季リーグ戦で15本の枠内シュートを浴び、そのうち14本をストップしている。セーブ率はリーグ1位の93.3%、アーセナルの失点は4試合でわずかに1だ。同じく失点1のリヴァプールGKアリソン・ベッカーは10本の枠内シュートを浴び、9本をセーブ。セーブ率は90%となっている。その他、失点2のノッティンガム・フォレストGKマッツ・セルスは枠内シュート12本のうち10本をセーブし、セーブ率83.3%、失点3のマンチェスター・シティのエデルソンは11本のうち9本をセーブし、72.7%となっている(3失点のうち1つはルベン・ディアスのOG)。

アーセナルの守備ではウィリアム・サリバ、ガブリエウ・マガリャンイスの2CBにスポットが当たりがちだが、今季はラジャのパフォーマンスも素晴らしい。シュートセーブに加えてショートパス、ミドルレンジパスの成功率も100%を記録しており、ビルドアップの部分でも貢献は大きい。スペイン代表においても先日のネーションズリーグで2試合とも先発を果たしており、ラジャはいよいよスケールの大きなGKとなってきた。



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