アーセナルのサリバ&ガブリエウは《欧州最強のCBコンビ》か 元マンUのレジェンドDFが絶賛「彼らはお互いをとてもうまく補い合っている」

サリバとガブリエウ photo/Getty Images

他のディフェンス陣も称賛

ここ2年マンチェスター・シティと激しいプレミアリーグのタイトル争いを繰り広げているアーセナル。特に昨シーズンは優勝したシティとの勝ち点差はわずか2となっており、シーズンを追うごとに迫っている。

今シーズンも優勝候補の1つでアーセナルの強さの要因の1つが堅守だ。ミケル・アルテタのチームは昨シーズン、リーグ最少失点「29」、リーグ最多クリーンシート「18」など守備面で圧巻の数字を残した。そんなアーセナルの守備陣を高く評価しているのは元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドだ。

ファーディナンドは現役時代、世界屈指のCBであり、ネマニャ・ビディッチとのコンビはプレミアの歴史に残るほどの称賛を集めていた。そんな同氏はCLのリーグフェーズ第1節アタランタ戦の前にアーセナルのCBコンビであるウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスを絶賛している。『TNT Sports』にて、この2人が欧州最高のCBコンビかどうかを聞かれ、ファーディナンドは次のように答えた。

「ええ、間違いなくそうだね。そうだと思うよ。彼らはここ数シーズンでそれを証明した。彼らは毅然としているし、タフだ。彼らはさまざまな方法で戦うことができる。素晴らしい組み合わせだ」

「サリバはより落ち着いていて、カバーしたり少し後方に位置して、ディフェンスラインの裏に出てくるボールを掃除したいようだ。ガブリエウは前に出ていくタイプで、マーティン・キーオンのようだ。攻撃的なタイプの選手だ。彼らはお互いをとてもうまく補い合っている」

サリバとガブリエウはそれぞれ違ったタイプのディフェンダーであるが、この2人のバランスを称賛したファーディナンド。しかし、続けて、アーセナルの堅守には他の選手たちの存在も大きいと語った。

「しかし、重要なのはこの2人だけではないということを強調したい。ベン・ホワイトが中に入って3枚の形をとるときもある。また、ゴールキーパー(ダビド・ラジャ)が本領を発揮し始めている。プレミアリーグで最高の4バックだと思う。今シーズン、この大会で彼らがどう活躍するか見ものだ。いつもと違うからね。 しかし、彼らには本当に競争力のある非常に優秀な選手たちが揃っている。彼らと対戦するストライカーは皆、『今日は厳しい試合になるだろう』と考えるだろう。ミケル・アルテタなら、それを望んでいるはずだ」

昨シーズンもアーセナルは守備面で素晴らしいパフォーマンスを見せていたが、今シーズンはユリエン・ティンバーが怪我から復帰し、さらに新加入選手としてリッカルド・カラフィオーリが加わったことで、さらにアーセナルの守備は堅くなったと言える。

今シーズンこそ、シティの牙城を崩してプレミアタイトルを獲得したいアーセナル。悲願のタイトルの鍵となるのはプレミア最高の守備陣と欧州最強のCBコンビの存在か。


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