冨安にとっては強力なライバルに アーセナルのレジェンドが「本物」と絶賛する23歳DFの評価急上昇

復帰したティンバーはアーセナルに欠かせない存在に photo/Getty Images

昨シーズンは怪我に苦しむ

アーセナルのレジェンドOBであるマーティン・キーオン氏はオランダ代表DFユリエン・ティンバー(23)を絶賛した。英『TBR Football』が報じている。

昨夏にアヤックスからアーセナルに加入したティンバー。昨シーズンはプレミアリーグ開幕戦で右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまい、リーグ戦で復帰したのは最終節と長期離脱を強いられた。加入初年度怪我に苦しんだ23歳は復帰し、今シーズンは素晴らしい活躍を見せている。

ここまでは公式戦5試合に出場し、そのうちの4試合でスタメン出場を飾っているティンバー。左SBを任される同選手は特に前節のトッテナム戦、そしてCLリーグフェーズ第1節のアタランタ戦で印象的なパフォーマンスを見せており、マーティン・キーオン氏も称賛の言葉を送っている。

「ユリエン・ティンバーは本物だ。彼はトッテナム戦でギアを入れ替えた。彼には強さと決意がある。彼は復帰して自分の仕事をこなすための回復力に優れ、試合の流れをとてもよく読むプレイもできる。彼は、近年チームが築き上げてきた守備陣の『決して諦めない』姿勢をさらに強化した」

同メディアはアタランタ戦のティンバーのスタッツも紹介しているが、同選手は73分までプレイし、クリアを2回、シュートを1回ブロックし、デュエルには4回勝利。さらにドリブルを2回とも成功させ、パス成功率は93%と素晴らしい成績を残している。

同メディアは「彼は今シーズンここまで左SBを完全に自分のものにしており、すぐにそのポジションを失うようなことはなさそうだ」と綴っている。

現在、怪我で離脱している日本代表DF冨安健洋が昨シーズンは左SBを務めていたが、ティンバーが調子を上げ、さらにリッカルド・カラフィオーリも加わったことで、ポジション争いはかつてないほどに熾烈なものになっている。


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