マンC随一の“多才さ”を誇る19歳が今シーズン凄い! ペップもリコ・ルイスの恐るべき才能に脱帽 「リコはフットボールをプレイできる」

シティが誇る若き才能 photo/Getty Images

驚異的な成長スピードを見せる

マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラはイングランド代表DFリコ・ルイスの多才さを絶賛した。

22-23シーズンにトップチームデビューを飾ったリコは今シーズン、ペップ・シティの中でも素晴らしいパフォーマンスを見せている選手の1人だ。ここまで公式戦6試合に出場して1アシストを記録する19歳はすべての試合でスタメン出場を果たしている。

今夏にイングランド代表としてEUROで決勝まで進出したため、シティの新シーズンへの合流が遅れたカイル・ウォーカーのコンディションが上がらないこともここまでの起用に関係しているかもしれないが、それを抜きにしても今季リコが見せているパフォーマンスは素晴らしいと言える。そんな19歳のパフォーマンスにペップも感銘を受けているという。

「彼はどのポジションでもプレイできる。選手に質問すると、『ああ、僕は守備的MFだ』とか『僕はウインガーだ』と言うことがある。でもリコはフットボールをプレイできるし、ポジションを与えれば、自分が何をすべきかを正確に理解している。彼がこれまでプレイしてきた試合はどれも本当に素晴らしかった。だからこそ、これまでの出場時間は当然の権利だったのだ」(シティの公式より)

リコはこれまで左右のSB、そして試合中は中盤の一角としてプレイしており、その多才さは見るものを驚かせる。ポジションなんて関係ないかのように動き回っているが、ポケットに入るタイミングは絶妙で、ぽっかりと空いたスペースにフリーでいることも多く、相手にとって掴みづらい存在としてシティの攻撃にアクセントを加えている。

さらに今シーズンのリコは守備面でも成長した姿を見せており、同ポジションを争うウォーカーほどではないものの、対人の強さも随所に見せている。ペップも「彼は本当に本当に優れたディフェンダーだ」と語っており、攻撃面だけではなく、守備でも成長する若き才能を称賛した。

リコは身長170cmほどと小柄な体格ではあるが、サッカーIQを生かした多才さで世界最高のリーグの1つであるプレミアリーグでスター選手たちと張り合っている。シティアカデミーの最高傑作はフィル・フォーデンと言われているが、この19歳もアカデミーが生んだ怪物の1人だと言えるだろう。

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