「スパーズのユニフォームを着てプレイした中で最高の試合だった」 マンUとの大一番を前にトッテナムの司令塔マディソンに輝きが戻ってきた

トッテナムの司令塔マディソン photo/Getty Images

ブレントフォード戦では圧巻のプレイ

プレミアリーグ第6節でマンチェスター・ユナイテッドの大一番を迎えるトッテナム。そんな大一番を前にした第5節のブレントフォード戦で素晴らしい存在感を見せたのが司令塔ジェイムズ・マディソンだ。

開始早々ブレントフォードに失点を許したトッテナムだったが、最終的に3-1の逆転勝利を果たしたこの試合。マディソンはこの日、ダメ押しとなる3ゴール目を決めたが、先制点となったソランケのゴールはマディソンのシュートのこぼれ球であり、逆転ゴールとなったブレナン・ジョンソンのゴールもマディソンのパスカットから始まっている。アシストにはなっていないものの、3ゴール全てに関与し、チームの勝利に貢献した。

マディソンは昨シーズンよりトッテナムでプレイし、開幕から10試合で3ゴール5アシストという圧巻の記録を残していたが、11月に負傷して以降、思うような活躍を残せなかった。マディソンの復活を多くのファンが待ち望んでいたが、この試合はかつての輝きを思い出させた。

そんななか、元アストン・ヴィラのガブリエル・アグボンラホール氏は今週のベストイレブンにマディソンを選んだと語っており、ブレントフォード戦の10番を絶賛した。

「彼のゴールやアシストのことなどは忘れて、彼の総合的なプレイは素晴らしかった。彼はハーフターンでボールを受け、前を向いてプレイし、リスクのあるパスを出し、パス成功率など気にせず、選手の間を抜け、ブレントフォードの中盤をかわしていた。彼がスパーズのユニフォームを着てプレイした中で最高の試合だったと思う。素晴らしいパフォーマンスで、今週のベストイレブンに選ばれるにふさわしい」(英『TBR Football』より)

ソン・フンミンやソランケ、ブレナン・ジョンソン、デヤン・クルゼフスキなど豪華攻撃陣を擁するトッテナム。しかし、その彼らにボールを供給するマディソンの活躍はスパーズの攻撃陣のパフォーマンスに直結すると考えていいだろう。

今週末にはユナイテッドの大一番を迎えるが、輝きを取り戻したスパーズの司令塔はチームを勝利に導けるのか。


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