チェルシーにとっては嬉しい《ストライカー問題》が発生? “4ゴール2アシスト”のN・ジャクソンと“6ゴール”のエンクンクが激しい覇権争い

エンクンクお馴染みのゴールパフォーマンス photo/Getty Images

プレミア屈指の豪華な攻撃陣

カラバオカップ3回戦でEFLリーグ2(イングランド4部)のバローと対戦し5-0で圧勝したチェルシー。

週末のプレミアリーグ第5節ウェストハム戦からスタメンを全員変更したエンツォ・マレスカ監督。ジョアン・フェリックスやペドロ・ネトといった選手らもゴールを決め躍動したが、1番のインパクトを残したのはこの試合でハットトリックを決めたクリストファー・エンクンクだろう。

この試合は最前線で起用されたエンクンクだが、プレミアリーグでは最前線はニコラス・ジャクソンが務めることが多い。プレミアリーグではスタメン出場は1回のみとなっているが、エンクンクは公式戦8試合で6ゴールをマークしている。しかし、ポジションを争うニコラス・ジャクソンも公式戦6試合で4ゴール2アシストと結果を残しており、チェルシーの2人の点取屋は絶好調だ。

バロー戦の後、マレスカ監督も2人のストライカーが好調だということはいい問題だと語っている。

「2人とも素晴らしいプレイをしている。得点を取るからだけでなく、ボールのないところでも活躍しているからだ。チームのために犠牲を払う姿勢。これは彼らにとって非常に重要だ。2人のストライカーが得点を続けている場合、これは良い問題だ。どちらを起用するか決められるし、調子がいいので起用できるのはいいことだ」(英『BBC』より)

一方で、2人の同時起用を聞かれたマレスカは「可能性はある」と答えながらも続けて「しかし、問題は守備のバランスだ。ニコラス、クリスト、ジョアン(・フェリックス)、コール(・パルマー)、ノニ(・マドゥエケ)と一緒にやれたら最高だ。でも、その時誰が守るんだ?私と君かい?」と答えており、守備面における懸念を語った。

ジャクソンを起用するか、エンクンクを起用するか、マレスカにとっては難しい問題だ。しかし、ジャクソンとエンクンクが2人共に好調だということはチームとしては頼もしい限りだろう。


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