チェルシーに“現プレミア最強コンビ”誕生 昨季以降リーグトップのゴール数を記録するパルマー&N・ジャクソンのコンビは最大の武器に

パルマーとN・ジャクソン photo/Getty Images

2人の連携から10ゴール

今シーズンのプレミアリーグ5試合を終えて、3勝1分1敗で5位につけるチェルシー。開幕戦のマンチェスター・シティには敗戦したものの、その後は好調をキープしている。

エンツォ・マレスカを新監督に迎え、今夏も多くの新戦力を迎えたチェルシー。プレミア屈指の選手層を誇るチームへと変貌を遂げた。そんななか、英『The Athletic』が注目しているのはコール・パルマーとニコラス・ジャクソンだ。同メディアはこの2人を「プレミアリーグ最高のコンビ」と称賛し、「チェルシーはこの2人を軸に構築すべき」だと綴っている。

同メディアがパルマーとジャクソンを「プレミアリーグ最高のコンビ」と称賛する理由はこの2人が生み出したゴール数にある。同メディアによると、昨シーズン以降、パルマーとジャクソンは2人の連携で10ゴールを記録したという。これは同期間でのリーグトップのゴール数となったようだ。

この2人に続いてゴール数が多いのは8ゴールでアストン・ヴィラのレオン・ベイリー&ワトキンスのコンビ。続いて、7ゴールを記録しているのがアーセナルのハフェルツ&サカ、リヴァプールのサラー&ヌニェス、ノッティンガム・フォレストのエランガ&ウッドのコンビとなっているという。

チェルシーにはかつてプレミアリーグで合わせて36ゴールを決めたランパード&ドログバという最強のコンビがおり、同メディアはこの2人にはパルマー&ジャクソンはまだ及ばないと言及しているが、ランパード&ドログバのコンビにはなかった多才さが今のチェルシーの2人にはあるという。

かつてのチェルシー最強コンビは主にドログバのゴールをランパードがアシストするという形だったのに対して、パルマーとジャクソンは少し様子が違う。プレミアリーグで決めた10ゴールのうち、5ゴールはパルマーからジャクソン、もう5ゴールがジャクソンからパルマーとなっており、この2人はゴールスコアラーにもパスの出し手にもなれるのが大きな特徴だ。

プレミアリーグ第5節のウェストハム戦(3-0)でもこのコンビは絶妙なコンビネーションを見せており、ダメ押しとなったパルマーのゴールはジャクソンのアシストから生まれている。ここまでジャクソンはリーグ戦5試合で4ゴール2アシストを記録し、パルマーは5試合で2ゴール4アシストと絶好調だ。

マレスカ・チェルシーの攻撃陣にはマドゥエケ、ジョアン・フェリックス、サンチョ、エンクンク、ネト、ムドリクといった豪華メンバーがいるが、「現プレミア最強コンビ」であるパルマーとジャクソンの2人は欠かせない存在か。


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