ペップ・シティ2年目の今季は勝負の1年に 定位置確保にもがくヌネスの覚悟 「私はいつでも準備ができている」

マンCでプレイするマテウス・ヌネス photo/Getty Images

カラバオカップでは移籍後初ゴール

カラバオカップ3回戦のワトフォード戦でマンチェスター・シティ移籍後初ゴールを飾ったマテウス・ヌネス。昨夏加入した26歳にとって待望のゴールとなり、チームメイトからも多くの祝福を受けた。

そんなヌネスには今シーズンの活躍を期待する声も多い。昨夏にシティにやってきたヌネスは昨シーズン公式戦31試合に出場し、5アシストを記録するが、プレイ時間は1540分と限定的な起用に留まった。今シーズンもここまで公式戦5試合の出場のうちスタメンはカラバオカップの1回のみとなっているが、シティでの初ゴールをきっかけに勢いに乗ることが期待されている。

指揮官のペップ・グアルディオラもヌネスのことを「他の選手にはない特別な資質を持っている」と絶賛しており、同選手のポテンシャルを信頼している。ロドリが長期離脱したことで、今後ヌネスにも出番が回ってくる可能性は高くなるが、苦戦した1年を経た今、ヌネスは虎視眈々と定位置を狙っている。

「私はいつでも準備ができているし、これからもずっとそうあり続ける。最終的には監督が決めることだが、彼は私がいつでも準備ができていることを知っているし、彼が私を呼ぶときはいつでも私はそこにいるだろう」

「今は以前より落ち着いていると思う。今シーズンは戦術やプレイ、守備のやり方をすべて理解しているから、より順応できている。今年は頭の中に定着しているし、すべてがはっきりしている。昨年は、すべてを学ぼうとし、何年もここにいる他の選手たちに追いつこうと努めた。今シーズンは、さらに良くなることを期待している」(『Mirror』より)

ペップ・シティでは戦術の理解に苦戦し、1年目は活躍できないパターンはよくあるが、ヌネス自身もそうだったようだ。確かに昨シーズンは迷いながらプレイするシーンも多かったが、2年目を迎えた今シーズン、自信を持ってプレイしているようにも見える。カラバオカップでのゴールだけではなく、プレミアリーグ第3節のウェストハム戦でのハーランドへの絶妙なスルーパスなど、ここまではインパクトを残している。

いつでも試合に出る準備をしていると語ったヌネス。ペップ・シティ2年目となる今シーズンこそ自身の真価を示し、昨季を上回るパフォーマンスを発揮できるか。


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