2018W杯優勝を支えたセンターバックコンビの寂しい現在 ヴァランに続いて故障がちなウムティティの気になる今後

ウムティティはバルセロナでもプレイした photo/Getty Images

2025年には現役を退く可能性も?

2018年、フランス代表はワールドカップ・ロシア大会を制した。その時センターバックでコンビを組んでいたのは、サミュエル・ウムティティとラファエル・ヴァランだ。

ウムティティは現在30歳、ヴァランは31歳と、2人ともまだ中堅世代ではある。しかし、2人は大きな怪我に見舞われた。

ウムティティは2016年よりバルセロナでプレイしてきたが、2018年のワールドカップ後は膝の故障に悩まされてきた。何度も離脱を繰り返し、シーズンの大半を棒に振ることも少なくなかった。

2022年にはイタリアのレッチェにレンタル移籍し、昨夏にはフランスのリールへ完全移籍しているが、現在も膝の故障で離脱中だ。リールの選手としては、この1年半で13試合にしか出場できていない。

ヴァランは今夏にマンチェスター・ユナイテッドを離れてイタリアのFCコモへ移籍したが、そこで膝に深刻な負傷を負ってしまい、31歳の若さで現役を退く決断を下した。

フランスからは次々と優秀なセンターバックが出てきているものの、2018W杯優勝メンバーであるウムティティ&ヴァランのコンビが早々に終わってしまったのは残念だ。スペイン『as』はリールとの契約が切れる来年に、ウムティティもヴァランに続いて現役を退くのではないかと見ている。W杯を制したセンターバックコンビが揃って31歳でスパイクを脱ぐのは寂しすぎるが、故障が続くウムティティも完全復活は厳しいか。

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