パーマーが前半だけで4ゴール。10分間でハットトリックを達成 ブライトンはビルドアップでミス連発。三笘は左WGで先発フル出場。サイドから好機を生み出す

ブライトン戦で4ゴールを決めたパーマー photo/Getty Images

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ブライトンは今季最多の4失点となった

プレミアリーグ第6節チェルシー対ブライトンの一戦は、日本代表の三笘薫の突破から始まった。

そんな三笘が再び左サイドから攻め入り、最後はペルビス・エストゥピニャンがマイナスにクロスを供給。このパスは相手に渡ってしまうもチェルシーはクリアしきれず、ゴール前で宙に浮いたアバウトなボールを新加入ジョルジニオ・ラターがヘディングで押し込み、アウェイチームが先制に成功する。

ホームチームも負けじと、チャンスを生み出す。19分にコール・パーマーが素晴らしいトラップから裏へ抜け出し、左足でフィニッシュ。これは右ポストに嫌われるも、2分後の21分に同様の場面から今度はしっかりとゴールを決め、チェルシーが同点に追い付く。
失点を喫してしまい一度落ち着きたいブライトンだが、チェルシーはそれを許さない。28分にカルロス・バレバがPKを与えてしまい、パーマーが冷静にこの日2点目となるゴールを沈め、チェルシーが逆転に成功。さらにその3分後にチェルシーがフリーキックのチャンスを得ると、再びパーマーがゴールネットを揺らし、わずか10分でハットトリックを達成した。パーマーの勢いは止まらず41分にもゴールを挙げ、4-2で試合を折り返す。前半だけで1人の選手が4ゴールを決めるのは、プレミアリーグでは初めての出来事だという。

後半に入ってもパーマーの輝きは曇ることなく、ニコラス・ジャクソンに効果的なパスを出し、56分には相手ビルドアップのミスを見逃さずブライトンゴールを脅かす。71分にはそのパーマーからジャクソンにパスが渡るも、ルイス・ダンクが立ちはだかった。

ブライトンは相手がハイプレスを得意とするチェルシーだからなのかボールが落ち着かない。そのため良い形で三笘にボールが渡らず、何度もカウンターを受けてしまっている。CBのダンクとアダム・ウェブスターはどちらも足が速いタイプではなく、ハイラインとの相性もイマイチだ。

6ゴールが生まれた前半とは一転して静かな後半となったチェルシー対ブライトン。スコアは動かず4-2でホームチームの勝利となった。チェルシーはボーンマス戦からの連勝を「3」に伸ばしている。

ブライトンは今季最多の4失点。ビルドアップのミスが目立っており、次節までに修正する必要がありそうだ。三笘は先発フル出場し、左サイドから好機を生み出した。

チェルシー 4-2 ブライトン

【チェルシー】
21分 コール・パーマー
28分 コール・パーマー(P)
31分 コール・パーマー
41分 コール・パーマー
【ブライトン】
7分 ジョルジニオ・ラター
34分 カルロス・バレバ

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