アルテタはこの31歳MFを残すべきか アーセナル中盤で再び輝くトーマス、しかし将来を決める期限は迫る…… 

アーセナルのトーマス Photo/Getty Images

ここまで全試合先発

アーセナルはプレミアリーグ第6節レスター戦を4-2と勝利した。後半に一時は追いつかれ嫌なムードが漂ったが、結局は突き放し3位に順位を上げた。

マルティン・ウーデゴー、ミケル・メリーノと中盤の怪我人が目立つアーセナルだが、MFトーマス・パルティはこの試合も先発し、85分までプレイした。トーマスは開幕からここまで全試合先発出場となっている。本人も怪我がちなのだが、ここまでは逆に怪我人をフォローし、チームに欠かせないアンカーとなっている。

だが、相変わらず去就は不透明なままだ。昨季終了とともに売却されるのではないかとの話がさかんに報じられたが、上記のとおり今季もチームに欠かせない存在として貢献していて、移籍の噂は沈静化している。そんなトーマスの契約は来夏までとなっており、1月にはフリートランスファーに向けて他クラブと自由に交渉できる状態になるため、彼の将来をめぐってアーセナルはジレンマに陥っていると英『Mirror』は報じている。

巧みなボールキープと繋ぐ力、当たり負けしないフィジカル、相手の裏をかく冷静さなど好調時のトーマスはワールドクラスと言ってもいいプレイを見せてくれる。それだけに今季も欠かせない存在となっているわけだが、契約延長をしないとなればフリーで手放すことになってしまう。延長したとしても、過去2シーズンを見ればトーマスの稼働率に不安があるのは明らかで、さらにチーム屈指の高給取りであるためそれなりのリスクは覚悟しなければならない。さらにMFのジョルジーニョも今季いっぱいの契約であり、アーセナルはこのまま今季終了すればベテランMFを2人同時に失うことになる。

トーマスほどのアンカーがそう簡単に見つかるとは思えないが、アーセナルは冬に代役を探すのだろうか。それともリスクを承知の上で契約延長に踏み切るのだろうか。




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