マンU、モイーズ時代とほぼ同じ「最悪のスタート」に 6節終えて2勝1分3敗に11年前の悪夢蘇る

ユナイテッド時代のモイーズ氏 Photo/Getty Images

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モイーズはここから一時立て直したが

プレミアリーグ第6節でトッテナムに0-3と敗北を喫したマンチェスター・ユナイテッド。これで開幕以来3敗を喫することになり、エリック・テン・ハーグ監督には厳しい視線が向けられている。

ユナイテッドファンはデジャヴに陥っているかもしれない。6節を終えて2勝1分3敗の12位という成績は、11年前にデイビッド・モイーズがスタートダッシュに失敗したときとまったく同じ戦績だ。これは当時のユナイテッドにとって、プレミアリーグ創立以来最悪の成績であり、当時はモイーズ氏に非難が集中した。しかし今回はひとつ下の順位にいるボーンマスの試合が未消化であり、ボーンマスが勝てば13位に転落する。昨季も6節を終えて3勝3敗と振るわなかったが、今季はさらに良くない。

『THE Sun』は、さらにファンを不安にさせる統計を提示している。アレックス・ファーガソンが去って以来、プレミアリーグで3点差以上で負けた試合がこれで424試合中23試合となったが、これでファーガソン氏の指揮下での3点差以上の敗北数を上回ったとのこと。ファーガソン時代はリーグ戦1035試合を戦っている。
さらに、今節はトッテナムのデヤン・クルセフスキに9回のチャンスを作られたが、これは21年前にプレミアリーグが始まって以来、オールド・トラッフォードで1人の相手選手が作ったチャンス数で最多となったようだ。

11年前、モイーズ氏はここから7戦を無敗で乗り切り、なんとかチームを立て直している。しかし今季のスケジュールを見ると、次節はアウェイでのアストン・ヴィラ戦となっており、厳しい戦いを強いられる。11年前以上の悪夢がユナイテッドを襲うことになるのか。数々の不名誉な記録を作ってしまったモイーズ氏は結局シーズン終盤で解任されてしまったが、テン・ハーグ監督はそれよりも早い可能性がある。




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