「まるで指導されていないサッカーチームのよう」 レジェンドOBスコールズがユナイテッドの現状に喝! 「サッカーに対する熱意が感じられない」

ユナイテッドはここから立て直せるか photo/Getty Images

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トッテナムにホームで惨敗

プレミアリーグ第6節でトッテナムと対戦し、0-3で敗戦したマンチェスター・ユナイテッド。前半でブルーノ・フェルナンデスが退場し、数的不利になったことや怪我人が出たことも痛手ではあったが、オールド・トラッフォードで不甲斐ないパフォーマンスを見せてしまった。

トッテナムに負けたことでユナイテッドは現在12位。6試合を終えて2勝1分3敗と厳しいスタートとなった。今夏にはザークツィーやデ・リフト、ウガルテなど注目の新戦力を迎え、期待が高かっただけにエリック・テン・ハーグ監督への風当たりも強くなっている。そんななか、トッテナム戦の後、レジェンドであるポール・スコールズはユナイテッドの現状について、厳しく批判した。

「彼らがどんなプレイをするかは分からない。彼らが試合にどう臨むのか、カウンター攻撃でいくのか、引いて守るのか、試合を支配しようとするのか、わからない。まったくわからない。まるで指導されていないサッカーチームのようだ。もう2年と少しになる…アンジェ・ポステコグルー監督が就任した最初の週から、おそらくトッテナムが何をしようとしているのかは分かっていたし、彼らは今もそれを続けている」
「我々(ユナイテッド)は2年ちょっとの道のりを歩んできたが、先ほど言ったように、コーチのいないチームだ。選手たちは今日、死んでいるように見えた。やる気がなく、『どうすればいいのかわからない』という様子だった。サッカーに対する熱意が感じられないし、それは練習場からしか生まれない。ピッチ上で選手たちが取るポジションの中には、時々狂気じみたものがある」(『SuperSport』より)

22-23シーズンよりテン・ハーグはユナイテッドで指揮をとるが、今もなおスタイルが確立されておらず、まるで監督がいないかのようにチームがバラバラな状態になっていると同氏は感じているようだ。スコールズ氏も言及しているように、今節はトッテナムとの大一番であり、さらに負けてはいけないホームでの戦いではあったが、ユナイテッドからは覇気が感じられなかった。強い時のユナイテッドの基準をよく知る1人だからこそスコールズ氏は今の古巣の現状に我慢ならなかったのだろう。

ここからELのポルト戦、プレミアリーグ7節アストン・ヴィラ戦と強豪とのアウェイ2連戦が続くが、今の嫌な流れを止めることはできるのか。


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