昨季EL制覇のアタランタがセリエA12位スタート サマルジッチ、ザニオーロ、レテギら新戦力の完全フィットはいつになる

アタランタを指揮するガスペリーニ photo/Getty Images

ガスペリーニはもう少し時間がかかると語る

昨季にはヨーロッパリーグを制し、完成度の高さを証明したアタランタ。その勢いを新シーズンに繋げたいところなのだが、今季のスタートは少々スローだ。ここまでリーグ戦6試合を戦って2勝1分3敗と勝ち点を取りこぼしている。

理由の1つとしては、チームの顔ぶれが変わったことが挙げられる。今夏には主力MFだったトゥーン・コープマイネルスをユヴェントスへ売却しており、中盤の再編に迫られた。昨季のコープマイネルスはリーグ戦で12ゴール5アシストの成績を残していたため、この穴を埋めるのは簡単ではないだろう。

新戦力ではエヴァートンからDFベン・ゴッドフレイ、カリアリからMFイブラヒム・スレマナ、ジェノアからFWマテオ・レテギ、トリノからDFラウル・ベッラノーヴァ、ウディネーゼからMFラザル・サマルジッチをレンタル、ガラタサライからMFニコロ・ザニオーロをレンタル、さらにフリーでベテランMFファン・フアドラードを獲得するなど、新戦力も多い。彼らをフィットさせるための時間も必要で、それがスロースタートの原因の1つと考えられている。

伊『Sky Sport Italia』によると、チームを指揮するジャン・ピエロ・ガスペリーニも当初のプランと違うところがあり、もう少し時間がかかるとの見方を示している。

「数ヶ月は調子が上がったり下がったりするかなという予感がある。昨季にはELを制し、チームはすでに出来上がっていた。その基礎の上にチームを築けるかと思ったが、夏にはかなり多くの新選手を獲得することになったからね。これは当初の計画と違ったものだった」

ガスペリーニの哲学は独特なところがあり、新戦力たちが理解するまでには少し時間が必要か。セリエAでトップ4を狙うだけの力はあるはずだが、浮上はいつのことになるか。

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