「ロナウジーニョと1年半ルームメイトだった」「監督になるという気持ちに火がついた」アルテタが語るPSGの思い出

古巣を迎え撃つアルテタ監督 Photo/Getty Images

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当時のチームメイトも豪華すぎる

UEFAチャンピオンズリーグ、リーグフェーズ第2戦でパリ・サンジェルマンをホームに迎えるアーセナル。ビッグクラブ同士の戦いということで注目を浴びる一戦だが、第1戦をドローで終えたアーセナルにとっては是非とも勝っておきたい一戦だ。

あまりフォーカスされることがないが、アーセナル指揮官ミケル・アルテタは若い頃にPSGに加入したことがある。バルセロナBからのレンタルという形だった。古巣との一戦を前に、指揮官は18歳の頃にパリでプレイしたことについて振り返っている。英『Daily Mail』などがコメントを伝えている。

「チームメイトたちは、私がなりたい選手像を形づくり、監督になるための何かを私の中に点火してくれたと思う。ロナウジーニョ、ジェイ・ジェイ・オコチャ、ニコラ・アネルカ、マウリシオ・ポチェッティーノ、ガブリエル・エインセがいた。彼らはみな、信じられないくらい素晴らしい人たちだった」
「私はプロサッカーをしたことがなく、名前を見て『本当か?』と思った。でも、着いたらルイス・フェルナンデスが監督で、彼は私を信じてくれた。まるで息子のように私を守ってくれたんだ」

アルテタはその後PSGで53試合に出場し、UEFAインタートトカップのトロフィーを獲得している。PSGにとって、このタイトルが最後に獲得したヨーロッパのトロフィーということになる。

また、アルテタは元ブラジル代表のロナウジーニョ氏とずっとルームメイトだったことも明かしている。ロナウジーニョ氏は当時21歳で、アルテタとも歳が近かった。

「ロナウジーニョとオコチャが目の前にいるから、守備だけをしなければならなかったんだ。想像してみてほしい! 最高だった。ほとんど非現実だった。私にとっては夢のようだった」

「(ロナウジーニョとは)1年半ルームメイトだった。(中略)彼にはオーラがあり、エネルギーがあり、笑顔が絶えなかった。彼の隣にいて機嫌が悪くなるなんてありえなかった。そして、私はそのような才能を見たことがなかった。トレーニングのどんな練習でも、『どうしてこんなことが可能なんだ?』という感じだった。彼とプレイするのは信じられないようなことだった」

アルテタはロナウジーニョ氏と同室だったことに関しても「何も問題はなかった。素晴らしい時間だった!」と振り返った。時は流れ、かつてプロデビューを果たしたクラブを迎え撃つことになったアルテタ。日本時間10月2日午前4時キックオフのビッグゲームは、指揮官にとって特別な感情を抱く一戦となっているようだ。




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