ベリンガムのゴール関与が今季大きく減少、左ワイド起用もハマらず チームはダービーに続き2試合勝利なし

レアルのベリンガム Photo/Getty Images

昨季はトップ下で躍動した 

レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節でフランスのリールと対戦。前半アディショナルタイムにジョナサン・デイビッドがPKを沈め、これが決勝点となり敗れてしまった。

レアル攻撃陣は最後まで沈黙した。負傷明けのキリアン・ムバッペも後半途中から投入されたが、ゴールを挙げることはできなかった。保持率は57.8%、シュート数は12本と、格下と思われた相手に大苦戦を強いられた。

英『Mirror』は、「ベリンガムが新役職に不満を抱きチャンピオンズリーグ敗北」と伝えている。ジュード・ベリンガムは先日のアトレティコ・マドリードとのマドリードダービーに続いて[4-4-2]の左のワイドで起用されたが、あまり効果的にゴールに絡むことはなかった。終了間際にはアントニオ・リュディガーのヘディングのこぼれ球に反応しシュートを狙ったが、GKリュカ・シュバリエに掻き出されている。

2戦続いたベリンガムのワイド起用はムバッペの負傷も影響していたが、効果的だったとは言い難い。昨季は23ゴール13アシストを記録したベリンガムだが、今季はこの2戦に限らず、ムバッペの加入に伴ってポジションを昨季のトップ下からインサイドハーフ、あるいは今回のように左ワイドへと移されており、ゴールへの関与が明らかに減ってしまった。『AS』はアトレティコ戦前にもベリンガムのシュート頻度が大きく減少していることに触れており、昨季35分に1回シュートを打っていたところが、今季は49分に1回のシュートへと減少。そしてまだリーグ戦を通してゴール関与が1つのアシストのみにとどまっていることを指摘している。

リール戦でもシュート2本、パス成功率81%、キーパス1本にとどまったベリンガム。ゴールから遠いポジションに移されればゴール関与数も減るのは道理であり、自身の負傷離脱もあったが、加入最初の9試合で7ゴールを叩き出した昨季の躍動が恋しいのも確かだ(データは『Whoscored.com』より)。



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