崖っぷちテン・ハーグの後任候補は「6人」 サウスゲイト、トゥヘルのほかイタリア方面からの名前も

崖っぷちのテン・ハーグ監督 Photo/Getty Images

またも勝利ならず

UEFAヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第2節でポルトと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。2点を先行するも前半のうちに追いつかれ、50分にはサム・オモロディオンに逆転ゴールを決められる苦しい展開となった。アディショナルタイムにハリー・マグワイアが同点のヘディング弾を決めどうにかドローに持ち込んだものの、またも勝利を挙げることはかなわなかった。

このポルト戦、そしてプレミアリーグ次節アストン。ヴィラ戦での結果で将来を判断されるという話も浮上していたエリック・テン・ハーグ監督にとって、ここで勝利を挙げることができなかったのは痛手だ。これでユナイテッドはELでも2戦続けて勝ちなしとなった。

解任はきわめて現実的になってきたと言わざるを得ないが、そうなると話題となるのは後任監督の話だ。英『THE Sun』はブックメーカーのオッズとともに後任候補5名の名前を報じている。元イングランド代表監督ガレス・サウスゲイト、以前に会談があったとされるトーマス・トゥヘル、現コーチのルート・ファン・ニステルローイ、2023年4月にチェルシーを解雇されて以来監督業をしていないグレアム・ポッター、現イプスウィッチ・タウン指揮官のキーラン・マッケナの5名だ。

さらに伊『Gazetta dello Sport』では元ユヴェントス指揮官マッシミリアーノ・アッレグリの名前も挙がっている。同紙によれば、ユナイテッドの伝説的な指揮官であるサー・アレックス・ファーガソンがアッレグリを支持しており、ファーガソン氏はアッレグリをカルロ・アンチェロッティのように経験のある指導者だと評価しているという。テン・ハーグが解任された場合、複雑な状況に置かれるロッカールームを管理する能力も、アッレグリにとってもう1つ有利な点となると同紙は報じている。

指揮官解任は週末のアストン・ヴィラ戦いかんで決まることになるかもしれないが、CLでバイエルン・ミュンヘンを喰ったヴィラは勢いに乗っており、アウェイでの勝利はきわめて難しいミッションだ。解任され、ここに挙げた6名のいずれかが後任となるのか、それとも猶予を与えられるのか。指揮官の進退に注目が集まる。

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