週末のサウサンプトン戦で冨安健洋復帰が濃厚に すでにフルトレ参加「これ以上ないほど絶好のタイミング」

プレシーズンから負傷離脱してしまっていた冨安 Photo/Getty Images

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右サイドバックがコマ不足に

今季、アーセナル守備陣には怪我人が重なっている。開幕から冨安健洋が離脱し、現在はベン・ホワイトとオレクサンドル・ジンチェンコが離脱。新加入のリッカルド・カラフィオーリも先月のインターナショナルマッチウィークで軽度の負傷を負って帰ってきた。そしてユリエン・ティンバーも先日のチャンピオンズリーグ・パリ・サンジェルマン戦で後半開始からベンチに下げられた。

ミケル・アルテタ監督は試合後の会見で「(ティンバーは)筋肉に痛みを感じていて、(プレイを続けさせる)自信が持てなかった。だからリスクは取りたくなかった。彼は(昨季)1年間欠場しており、ここ数週間は我々が望むよりも多くの時間をプレイしている。彼を管理しなければならない」と語っている。

軽度の負傷ではあるようだが、週末のサウサンプトン戦の出場も微妙となった。ホワイトも鼠蹊部の故障でここのところベンチを外れており、PSG戦の後半にそうしたように週末はカラフィオーリを右に回すことで凌ぐかもしれない。18歳のジョシュ・ニコルズを抜擢するという選択肢もある。しかし、英『football.london』は心強い戦力が帰ってきたと報じている。冨安健洋の復帰だ。
冨安は今週からトレーニングに復帰しており、木曜にはフルセッションに参加しているという。同メディアは「この日本代表選手の多才さはアーセナルのディフェンスラインにとって歓迎すべき補強となるだろう」「過去の苦戦を考えると、アルテタは3カ月ほど離脱した彼をすぐに苦境に追い込むことには慎重だろう。しかし右サイドバックの選択肢が多くないなかで、25歳の彼の復帰はこれ以上ないほど絶好のタイミングだ」と報じた。

冨安はアーセナルで負傷を繰り返しているだけに、アルテタには慎重な判断を願いたいものだが、ティンバーもホワイトも出られないとなれば確かに選択肢はない。ティンバー次第だが、少なくとも彼を欠くとなればベンチに入ることは濃厚で、良いタイミングで復帰してきたことになる。

ポジション争いのライバルたちのコンディションが整わない現在は冨安にとってもチャンスといえる。これまで良いパフォーマンスを見せていた矢先に負傷離脱してしまっていた冨安。今度こそ定位置を掴むことができるか、無理のないよう万全を期してほしいものだが、出番は思ったより早く回ってくるかもしれない。

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