ドンナルンマは《ハイボール&クロス対応》に課題あり? アーセナル戦での失点シーンに見える弱点「万能タイプのGKではない」

飛び出したドンナルンマよりもハフェルツが先に触ってゴールにphoto/Getty Images

昨季のCLでも同様の指摘があった

今季もパリ・サンジェルマンの守護神はジャンルイジ・ドンナルンマが務めており、指揮官ルイス・エンリケの信頼は厚い。しかし、ドンナルンマは真のワールドクラスGKなのだろうか。

英『Daily Mail』が疑問視するのは、『ハイボール対応』だ。先日はチャンピオンズリーグでアーセナルと対戦したが、前半20分にはクロスからカイ・ハフェルツにヘディングシュートを決められて失点。左サイドからレアンドロ・トロサールが上げたクロスにドンナルンマも飛び出して対応したのだが、ドンナルンマよりも先にハフェルツがヘディングで触っての得点だった。ハフェルツのポジショニングも見事だったが、ドンナルンマの対応はどうだっただろうか。

同メディアはドンナルンマのハイボール対に問題があったのはこれが初めてではないと指摘する。昨季のチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのバルセロナ戦では、2-2で迎えた後半にコーナーキックからDFアンドレアス・クリステンセンに頭で決められて失点したが、あの時もクリステンセンより先にドンナルンマが前に出て対応できたのではとの声はあった。

またハイボール処理とは異なるが、バルセロナ戦の1失点目は右サイドからのグラウンダーのクロスにFWハフィーニャが合わせたものだった。この時ドンナルンマはクロスをキャッチしようと果敢に飛び出したのだが、ボールに触れられぬままハフィーニャのシュートを許してしまった。全体的にクロスへの対応はドンナルンマの課題と言えるか。

同メディアは「シュートストップや反応速度などは優れているが、同じPSGでプレイしたケイロル・ナバスのような万能タイプのGKではないようだ」と指摘しており、ドンナルンマは足下の技術を含めていくつかの課題を残している。

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