アーセナルファンからの声援に涙するシーンも アルテタは試合後エミレーツに“帰ってきた”GKラムズデールにかけた言葉を明かす

アーセナルと対戦したGKラムズデール photo/Getty Images

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今夏に退団

プレミアリーグ第7節のアーセナル戦はサウサンプトンGKアーロン・ラムズデール(26)にとって特別な試合となっただろう。

今夏に2021年から所属していたアーセナルを退団しサウサンプトンへの移籍を決断したラムズデール。移籍後、初めて敵としてアーセナルのホームスタジアムであるエミレーツ・スタジアムに帰ってきた。そんなラムズデールをアーセナルのファンは暖かく迎えた。

試合開始前のウォーミングアップに出てきたラムズデールにはホームのアーセナルサポーターから大きな声援が。大きな歓声と拍手を目の当たりにしたラムズデールは感極まった様子で涙を拭う姿が映像で映し出された。幾度となくチームを救うビッグセーブを見せていた元守護神への古巣サポーターから最高の歓迎を受けたのだ。
試合はサウサンプトンが先制ゴールを挙げるまさかの展開になったものの、その後アーセナルが逆転に成功。1-3でサウサンプトンはアーセナルに敗戦したが、ラムズデールはこの日3本のセーブを見せた。

終盤にはアーセナルサポーターがラムズデールの名前を連呼するシーンも見られたが、試合後はかつての仲間たちと健闘を称え合った。恩師であるアルテタと会話するシーンもあったが、試合後ラムズデールにかけた言葉を聞かれたアルテタは次のように答えた。

「私は彼の幸運を祈り、彼らのプレイの仕方も称賛した。彼の幸運を祈るし、彼らの健闘を願っている。特に監督とアーロンの活躍を願っている。彼らは本当に良いチームだからね」(英『Daily Mail』より)

この試合の前日会見でも「彼は我々が心から愛する選手だ」とラムズデールのことを話していたアーセナルの指揮官アルテタ。選手や監督、クラブ、そして何よりアーセナルのファンがいかにラムズデールを愛しているかがわかる試合となった。結果は残念なものになったが、ラムズデールにとっては特別な一日になったに違いない。


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