シティ、ユナイテッドから狙われる逸材がリヴァプール戦ではチーム最低評価 勝てないクリスタル・パレスの定まらないボランチの人選

リヴァプール戦に出場したウォートン photo/Getty Images

第7節にしてまだ勝ててないパレス

鎌田大地、遠藤航がともにベンチスタートとなったプレミアリーグ第7節クリスタル・パレス対リヴァプールの一戦は、9分にディオゴ・ジョタが奪ったリードを守り切ったアウェイチームの勝利となった。

鎌田を終盤に投入したパレスはこれで早くも今季4敗目、未だ勝ちなしと苦しい序盤戦となっている。

『90min』ではリヴァプール戦に出場した選手たちのパフォーマンス採点を行っており、ボランチとして起用されたアダム・ウォートンは10点中4点のチーム最低評価となった。鎌田は出場時間が短く、採点されていない。

ウォートンは20歳と若く、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドが狙う逸材だが、リヴァプール戦では自陣でのボールロストが目立っており、「この若者はピッチ上で迷子になり、チームを助けることができなかった」と同メディアで酷評されてしまっている。

左足から繰り出されるパスが強みの選手ではあるが、この日はそのパスを出す前にリヴァプールの守備に潰される場面が多く、60分にウィル・ヒューズとの交代でベンチに下がっている。そのヒューズはウォートンにはない強度の高い守備を披露したものの、アグレッシブすぎる点が弱みとなっており、投入後の73分にさっそくイエローカードをもらってしまっている。

パレスの主なボランチはリヴァプール戦で先発したジェフェルソン・レルマとウォートン、そしてヒューズと離脱中のシェイク・ドゥクレの4人だ。鎌田も1つポジションを下げればボランチでプレイすることができる。

ドゥクレを先発から起用することができれば、攻守両面で安定感が高まるといえるが、怪我の多い選手であり、現在は離脱中。彼が不在の中で鎌田をボランチで起用したりと、オリヴァー・グラスナー監督は様々なボランチの組み合わせを試しているが、どれもパッとしないのが現状だ。『southlondonpress』によると、ドゥクレはインターナショナルマッチウィーク期間中にトレーニングに戻る可能性があるようで、彼の復活がパレスに初勝利をもたらすのかもしれない。

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