好調チェルシーを支えるは“団結力”と“競争力” 新加入の21歳が明かすマレスカ新体制の雰囲気 「最も重要なのはチェルシーだと理解している」

今季好調なチェルシー photo/Getty Images

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現在4位のチェルシー

プレミアリーグ6試合を終えて4勝1分1敗で4位につけているチェルシー。エンツォ・マレスカが新監督に就任したチェルシーはかつての強さを取り戻しつつある。

カラバオカップやECLを合わせると現在5連勝中のチェルシーは現在絶好調のチームの1つだが、今夏にバーゼルから加わった新加入のレナト・ベイガ(21)はこの好調さはチームの団結力と競争力から生まれているという見解を示した。『Mirror』が報じている。

「まず第一に、私たちは素晴らしい個性と価値観を持つ本当に良いグループだ。我々は皆、お互いを本当に好きで、最も重要なのはチェルシーだと理解している家族を築いている。チームは本当に団結している。私が以前所属していた他のチームのように、小さなグループは存在しない。もちろん、そういうことはあるし、普通のことだが、チェルシーでは、私たちのチームには家族のような大きなグループがあり、誰もがその一員だと感じている」
シーズン開始前にはエンソ・フェルナンデスがアルゼンチン代表で差別的なチャントを歌ったことでウェズレイ・フォファナなどチェルシーのフランス人選手たちとの内部分裂が懸念されたが、エンソ謝罪後チームは団結しているという。小さな派閥もないようで、試合から外れたメンバーもホームでは応援のために来るなどマレスカが作った新しいルールもいい影響を与えていると考えられる。

またチェルシーは大所帯で、選手が多すぎることも一時期大きな話題を集めていたが、ベイガはこれもいい競争力に繋がっているという。ベイガはマルク・ククレジャと左SBのポジションを争ってるが、ECLヘント戦でゴールを決めた後、ククレジャとのポジション争いを聞かれ次のように答えた。

「それは私にとって問題ではない。私は自分の仕事をし、マルクは自分の仕事をする。彼はなんて男で、なんて選手なんだ。健全な競争でお互いに高め合っているが、最も重要なのはチームが結果を出すことだ。私たちはライバル同士のように見えるし、それは外から見た見方なのかもしれないが、私たち自身はそうは思っていない。私たちは自分たちのクオリティを出し、試合を楽しむだけだ」

ポジション争いは健全は競争だとベイガは語ったが、今のチェルシーの最優先事項はチームが結果を出すことだと選手全員が理解していると同選手は言う。若手が多く、さらに他のチームであればレギュラーで活躍することもできる選手たちでさえ、定位置確保が楽ではない今のチェルシー。出場機会を求める不満の声など衝突が出てもおかしくないが、チームに団結力と競争力をもたらしたマレスカの手腕もさすがというべきか。


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