バルセロナにとっても心配の種に? 今夏新天地を求めたFWロッキはレンタル先のベティスで苦戦中

ベティスで今季はプレイするロッキ photo/Getty Images

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6試合で1ゴールを記録

今夏、バルセロナから同じくラ・リーガのベティスにレンタル移籍したFWヴィトール・ロッキ(19)は新天地で苦戦中だ。

2024年1月に前倒しでバルセロナにやってきたロッキは神童として大きな注目を集めていたが、シャビ率いるバルセロナでプレイ時間を確保するのに苦労した。昨シーズンは半年間で公式戦16試合に出場し2ゴールをマークしたが、プレイ時間は353分のみ。

シーズン終了後には早くも移籍の噂が浮上し、様々なクラブが興味を示したが、最終的には1年のレンタル期間の延長オプションが付く1シーズンのレンタル移籍でベティスに加入した。バルセロナで苦戦したロッキにとっては再起を誓う挑戦であったが、ここまでは思うように行っていない。
ここまで公式戦6試合に出場して1ゴールをマークする同選手は決定機を外してしまうシーンもあり、スペイン『SPORT』によると、最近同選手のパフォーマンスに対する風当たりは強くなっているという。また、今節のセビージャとのダービーでペジェグリーニ監督がロッキを出さない可能性もあるようだ。

ロッキのベティスでの苦戦はバルセロナの懸念事項となっているようで、その理由はクラブはこのレンタル移籍で同選手が成長した後、売却して資金を回収したいと考えているからのようだ。ベティスとの契約には買取オプションがついているが、現在の活躍のままではこのオプションを行使してもらえない可能性もあり、このレンタル移籍での結果次第では来夏や2026年夏の市場で買い手が見つからない恐れがあると感じ始めているという。

バルセロナもベティスもまだ判断するには時期尚早で、ロッキには時間が必要だと考えているようだが、選手自身もキャリアを軌道に乗せるためにもこのベティスでの挑戦に失敗したくないだろう。セビージャとのダービーで出場し、得点をあげることができれば、そこから波に乗りゴールを量産することも期待できるが、苦戦を続ける神童の今シーズンに注目だ。

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