リヴァプールMF遠藤航の去就にドイツメディアも注目 「レッズでの物語は終わろうとしている」

リヴァプールの遠藤航 photo/Getty Images

今季は出場機会が激減

リヴァプールの日本代表MF遠藤航の去就は、同選手がかつてプレイしていたドイツでも話題となりつつある。

リヴァプール加入前に在籍していたシュツットガルトでは主将を務め、2シーズン連続でブンデスリーガのシーズン最多デュエル勝利数(2020-21、2021-22)も記録していたことからドイツ屈指の守備的ミッドフィールダーという評価を得ていた遠藤は、昨季はリヴァプールでも加入1年目にして公式戦43試合に出場。アンカーと呼ばれる中盤の底の位置でレギュラーとして活躍した。

しかし、ユルゲン・クロップ前監督が退団し、アルネ・スロット監督を新指揮官として迎えた今季は出場機会に恵まれず、来年1月の移籍市場で売却される可能性が取り沙汰されている。

ドイツ紙『Sport Bild』はこうした遠藤の状況について、「この日本人はクロップの後任であるスロットのもとで間違いなく厳しい立場にある。スロットが思い描くサッカーの中で、エンドウには全く役割がない」と指摘。さらに、「リヴァプールは適切なオファーがあればエンドウを放出する用意がある。本人は移籍に乗り気ではないようだが、彼のレッズでの物語は終わりを迎えようとしている。リヴァプールは移籍金として1500万ユーロ(約24億円)から2000万ユーロ(約32億円)を想定している」とし、来年早々の移籍が濃厚であると分析している。

昨年夏に遠藤をシュツットガルトから獲得した際に支払った移籍金2000万ユーロと同額程度のオファーがあれば、リヴァプールは遠藤を売却するというのが『Sport Bild』の見立てのようだ。また、同紙はイプスウィッチ、フラム、ウルヴァーハンプトンが遠藤の獲得に興味を示し、動向を注視しているとも伝えている。


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