「サッカーをあまりプレイしていなかった」 遠藤航をベンチに追いやったグラフェンベルフが語るリヴァプール初年度の難しさ

リヴァプールで充実したシーズン序盤戦を過ごすグラフェンベルフ photo/Getty Images

今季評価を高めているグラフェンベルフ

24-25シーズンのプレミアリーグでは第7節を終えてマンチェスター・シティ、アーセナルの2クラブを抑えて首位に立っているリヴァプール。第4節ではノッティンガム・フォレスト相手に足下をすくわれてしまったが、それ以外の6試合では全勝と強さをみせている。今季は堅守が強みとなっており、7試合終了時点で未だ2失点しか許していない。

そんなリヴァプールの今季を象徴する選手は、間違いなくライアン・グラフェンベルフとなるだろう。バイエルンから加入した23-24シーズンはイマイチなシーズンに終わってしまったが、アルネ・スロットが監督に就任した今季は開幕からの全試合でアンカーとして起用され、素晴らしいパフォーマンスを披露している。

「プレミアリーグでの初年度はまずまずなシーズンだったと思う。私の目標は前のクラブよりも多くの時間をプレイすることだったが、それを達成することができた。良い時も悪い時もあったが、最終的にはリヴァプールでの最初のシーズンを良い気持ちで振り返ることができる」

「プレミアリーグはドイツのサッカーよりもスピーディーだ。ボールを持っている時もプレッシャーをかけている時も、より激しいと思う。カウンターはスピードがあり、ブンデスリーガではボールを保持している時間の方が長かった。ここで適応しなければならないが、どれだけ早く適応できるかは状況次第だ」

「選手はそれぞれ違うし、正直に言うと適応する時間が欲しい。プレミアリーグには慣れていなかったし、ここに来る前はサッカーをあまりプレイしていなかった」

リヴァプールで2年目を過ごすグラフェンベルフがクラブインタビューにて、加入後適応に時間がかかった理由を説明している。そもそも移籍前のバイエルンでは全コンペティション合わせて938分しかプレイできておらず、試合感のなさがリヴァプールで良いスタートを切れなかった要因だと本人は考えているようだ。実際に準備万端で臨んだ今季は素晴らしいパフォーマンスを披露しており、日本代表の遠藤航はプレイタイムを減らしてしまっている。

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