アーセナルで居場所を失った男がイタリアで再起 ヌーノ・タヴァレスがセリエAアシストランキング首位を走る

ラツィオで躍動するタヴァレス photo/Getty Images

攻撃的なプレイが持ち味のタヴァレス

昨季はシーズン途中にマウリツィオ・サッリがクラブを去り、セリエAを7位で終えたラツィオ。今季はヴェローナからマルコ・バローニを引き抜いて新体制をスタートさせ、ここまでの7試合では勝ち点13を稼いで4位と悪くない成績を残している。

そんな新生ラツィオの中心人物としてチームをけん引しているのが、ここまでリーグ最多となる5アシストを記録しているヌーノ・タヴァレスだ。

2021年にベンフィカからアーセナルに加入した攻撃的SBのタヴァレスはミケル・アルテタの下で地位を確立することができず、2022年から3季連続でローン移籍を経験している。今季は自身初となるイタリアのクラブを新天地に選び、初戦となったミラン戦では2アシストを記録してバローニ監督のハートを掴むことに成功している。

「ラツィオでの生活は居心地が良い。幸運なことに個人的にも、チーム全体でも物事がうまくいっている。我々は課題に立ち向かって、改善することしか考えていない。今後の道のりは長いが、今のところ非常に良好といえる」

『O Jogo』のインタビューではタヴァレスがラツィオでの充実ぶりについて語っている。ラツィオはタヴァレスを完全移籍で買い取ることができるオプションを持っているようで、移籍金は最大600万ポンド、日本円にして約11億円になると報じられている。

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