代表招集拒否のフラムGKレノについてドイツ代表監督が言及 「ドアを閉めたりはしないが…」

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督 photo/Getty Images

チーム内の序列に異議

10日(現地時間)、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は記者会見の場でフラムのGKベルント・レノについて言及し、同選手が代表招集を拒否した経緯について語った。

マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が代表から引退し、さらにマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)も怪我による長期離脱となったドイツ代表では、ゴールキーパーのポジション争いが注目点の一つになっている。

レノも今回招集されたオリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)やアレクサンダー・ニューベル(シュツットガルト)らと並ぶ実力者の一人として数えられているが、同選手はドイツ紙『Bild』の取材に応じ、「監督やキーパーコーチは、『君は代表に選ばれるだろうけど、出場機会はない』と僕に言った。だからロンドンに残ってトレーニングすることにした」と語り、代表スタッフの考えるキーパーの序列に納得が行かず、招集を拒否したことを明かしていた。

この件について記者会見の場で尋ねられたナーゲルスマン監督は、「ベルントはそのように判断した。私はドアを閉めたりはしないが、ドアが引き続き開いているわけでもない。そのことは言っておく必要がある」とコメント。さらに、「彼との会話の最後に、彼から話があった。それは比較的シンプルなものであり、私がキーパーコーチを含めて他のスタッフと話し合った末の結論を考えると、受け入れることのできない要求だった。その代わりとして私は彼に中期的なプランを提示したが、彼はそれには不満で、結局来ないという決断を下した」とも語り、出場機会を求めたと思われるレノとの間の溝が最後まで埋まらなかったことを認めた。

今回のレノの一件は、キーパーの序列や各選手の代表チームへの関わり方に一石を投じる問題であり、ドイツでは当分の間話題の中心になりそうだ。

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