南米予選5位のブラジルは本当にもう負けられない ヴィニシウスも不在な2連戦はハフィーニャ、サヴィーニョらが軸に

すでに4敗を喫しているブラジル代表 photo/Getty Images

今月はチリ、ペルーとの対戦

2026ワールドカップ南米予選をここまで8試合消化し、3勝1分4敗の5位。ブラジル代表は難しい戦いが続いている。

先月はエクアドルにこそ1-0で勝利したが、続くパラグアイ戦は0-1で敗北。まだサッカー王国の完全復活には遠く、安心できない状況が続いている。

今月は11日にアウェイでのチリ戦、16日にホームでペルーとの戦いを予定しているが、どちらも格下だ。チリは現在9位、ペルーは最下位の10位に沈んでいて、ブラジルとしては確実に連勝を収めたいところ。

ただ、今回は負傷離脱者が複数出ており、リヴァプールGKアリソン・ベッカー、ユヴェントスDFブレーメル、レアル・マドリードDFエデル・ミリトン、FWヴィニシウス・ジュニオールといった一部主力がメンバーを外れている。

攻撃面ではヴィニシウスの不在が痛いところだが、スペイン『SPORT』はバルセロナで絶好調のFWハフィーニャを2列目の軸とする可能性が高いと取り上げている。ここまでラ・リーガで5ゴール4アシストの成績を残しているハフィーニャを2列目の中央で起用し、右ウイングにマンチェスター・シティFWサヴィーニョ、左にレアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエス、最前線には同じくレアル・マドリードのFWエンドリックの構成となるか。

サヴィーニョは、何としても勝たなければならないと決意を口にしている。選手1人1人が責任を背負い、何とか南米予選を突破したい考えだ。

「僕たちの状況、サポーターが期待していることを考えると、現状には不安がある。それでも選手全員がブラジルの実力、僕たちにふさわしい場所がどこかを証明しなければならない。招集された全員が同じ考えだ。もちろん僕も責任を負うが、僕だけではない。ロドリゴ、マルティネッリ、パケタ、ギマランイス、エンドリック、1人1人が少しずつ責任を負い、力を発揮すれば対戦相手に勝てるはずだ」

11月にはアウェイでのベネズエラ戦、ホームでのウルグアイ戦と厄介なゲームを控えているだけに、10月シリーズでは連勝を収めておきたいところだ。

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