イングランド代表の敗戦から浮き彫りになるマグワイアの重要性…… マンUでもスターターに返り咲くべき?

ユナイテッドでも再び出場機会を増やすマグワイア Photo/Getty Images

今こそ復活のとき

UEFA ネーションズリーグのリーグB第3節でイングランドがホームでギリシャと対戦し、1-2の敗戦を喫した。リー・カーズリー暫定監督の下で初めての黒星となったが、守備陣の不安定さを露呈させた。

特に49分の失点に関して、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるロイ・キーンは「どうしてこんなことが起きたんだ? ストライカーのプレイは素晴らしかったし、素晴らしいフィニッシュだったが、彼の周りにはイングランドの選手が5、6人いて、誰かがタックルしなければならなかった」と『ITV』で語った。

今回のインターナショナルウィークでは選出外となったマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイアだが、現在所属のマンUでは途中出場の機会が多くなっている。しかし、昨シーズンからコンディションを徐々に上げており、直近のアストン・ヴィラ戦では負傷により前半のみで退いたが、堅実なパフォーマンスを見せていた。

守備の安定性や局面を変えるサイドへのロングボールなど、持ち前のプレイが戻ってきていたマグワイアを代表でも起用しない理由はないだろう。加えて、空中戦では負けない強さを持っている。『FotMob』によれば今季マグワイアのリーグ戦の空中戦での勝率は72.7%を記録しており、セットプレイでも重要なピースになる。

ガレス・サウスゲイト前監督が絶大な信頼を寄せていたように、カーズリー暫定監督やマンUのエリック・テン・ハーグ監督もマグワイアを軸に守備陣を構築しても面白いのではないだろうか。今後の同選手のプレイに注目したい。

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