アジア杯王者の強さは何処へ アジア王者のカタールがイランに大敗

カタールのアクラム・アフィフ Photo/Getty Images

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ここまで1勝1分2敗

現地時間15日に行われたワールドカップアジア3次予選(最終予選)でグループAのイランとカタールが対戦した。

試合は前半17分にカタールのアルモエズ・アリが先制ゴールを奪うが、41分にイランのサルダル・アズムンが決めて追いつく。48分にはアズムンが逆転ゴールを決め、66分と後半アディショナルタイムにはモハメド・モヘビが決めて4−1。イランが勝利しグループAの首位に立った。

イランにとってこの試合は今年のアジアカップ準決勝のリベンジ戦となった試合だった。アジアカップでは3−2でカタールが勝利し、そのまま決勝でも勝利し優勝を果たしたが、今回の試合ではアジアカップで見せた勢い、強さを感じられず、イランの勢いに飲まれていった試合展開であった。
この結果にカタールメディアも憤慨。『Alkass Sports』は「我々の代表はイランに4失点も」と題し報道した。また『Al Watan』も「我々は自分たちを厳しくしてしまった」と自国代表を酷評。昨今の中東情勢においてイランのホームゲームが中立地での開催になったため、この試合もUAEで行われた試合になったが、この結果はカタールにとって非常に痛いものになった。

ちなみにカタール代表はここまで1勝1分2敗。現在勝ち点が4でA組の順位4位にとどまり、ワールドカップに出場できる2位とは勝ち点6差で、失点もグループの中で1番多い10失点となっている。唯一勝利したのはホームでのキルギス戦で、アジア王者に相応しくない結果を残している。このグループは現在イランとウズベキスタンが共に勝ち点10で首位争いをしており、このままいけばこの2カ国が出場するだろう。これまでのワールドカップ出場国の中で唯一予選突破経験のないカタール。アジア2連覇を果たしたこの国は、なんとかしてワールドカップに出場できるのだろうか。

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