中村敬斗でも今の日本代表ではスタメンに入れない? 世界も驚く森保ジャパン驚異の選手層「ベンチには常に頼れる才能が揃っている」

オーストラリア戦では中村がキレキレだった photo/Getty Images

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ベンチから次々と実力者が出てくる

これまでのアジア最終予選3試合に比べ、15日のオーストラリア代表戦は日本代表にとって難しいゲームとなった。

ホームにオーストラリアを迎えた2026ワールドカップ・アジア最終予選第4節、日本は58分にDF谷口彰悟のオウンゴールで先制を許してしまい、追いかける展開になった。

なかなかオーストラリアの守備を崩せずにいたが、今の日本にはゲームの流れを変えられる豊富なタレントがベンチに揃っている。ここが前回の2022年大会からの進化と言えるのではないか。
62分には堂安律に代わって伊東純也、70分には南野拓実に代わって鎌田大地、久保建英に代わって中村敬斗、83分には上田綺世に代わって小川航基と攻撃的なカードを次々と切ったが、海外トップクラブでプレイする選手たちが続々と途中出場してくる選手層の厚さには驚かされる。

『ESPN』も層の厚さが見えたゲームだったとオーストラリア戦を振り返っていて、途中出場から相手のオウンゴールを誘発した中村といった選手たちが未だにスタメンに定着できていないことに驚いている。

「中村は今年のアジアカップにも参戦していたが、まだサムライブルーの先発には定着していない。伊東も代表キャップ50試合以上を数える実力者だが、今回はベンチで出番を待たなければならなかった。今夏リーズに移籍したMF田中碧も、今回は遠藤航が欠場したことで出番が回ってきた。今の日本にはスターが多数控えていて、ベンチには常に頼れる才能が揃っている」

伊東純也も中村と同じくスタッド・ランスで大活躍しているが、右サイドを争う堂安も今季はフライブルクで好調だ。堂安は守備面の貢献も大きい選手のため、森保一監督の中では勝負をかけたい後半にスピードスターの伊東を投入する方がいいとの考えなのかもしれない。また、同じスピードスターではセルティックFW前田大然もベンチに控えている。

中村の場合、左サイドで三笘薫とポジションが被る。今のシステムならば三笘を左ウイングバック、シャドーに中村という同時先発も可能となってくるが、その位置でも鎌田や南野、久保とライバルが多い。

テクニックに強みを持つ者、スピードを活かして1対1で強みを発揮する者などタイプも様々で、攻撃陣は日本史上最高の選手層と言えよう。

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