ソン・フンミン、ファン・ヒチャンを欠いた中での連勝 オ・セフン、ペ・ヒョンジュらフレッシュな戦力で韓国が掴んだ自信

10月シリーズを2連勝で終えた韓国 photo/Getty Images

チーム力を高める2試合となったか

2026ワールドカップ・アジア最終予選も4試合を消化し、徐々に上位と下位の差がついてきた。グループAではイラン代表とウズベキスタン代表が勝ち点10を稼いでおり、グループCは日本代表が同じ3勝1分の成績で勝ち点10の首位、そしてグループBで一歩抜け出したのが韓国代表だ。

韓国にとってこの10月シリーズは危険な戦いだった。エースのソン・フンミンを負傷で欠き、10日に行われたヨルダンとのアウェイゲームではFWファン・ヒチャンまでもが負傷離脱。攻撃の中心を欠いた中での戦いとなった。

しかし、韓国は若い力の躍動もあってヨルダンに2-0、5日後のイラク戦も3-2と撃ち合いを制した。他のグループと同じく3勝1分の成績でグループBの首位に立っている。ソン・フンミンらを欠く中での10月シリーズ連勝は非常に大きい。

奮闘したのは、フレッシュなアタッカーたちだ。最前線では、町田ゼルビアで活躍する193cmの大型FWオ・セフンがイラク戦で代表初ゴールを記録。今年はJ1でも7ゴールと結果を出しており、あの高さはゴール前で計算しやすい。

セルティックからベルギーのヘンクに移籍した23歳FWオ・ヒョンギュもヨルダン戦、イラク戦で1アシストずつを決める活躍を披露。セルティックでは古橋亨梧、アダム・アイダに押し出される格好となったが、移籍したヘンクでは8試合で3ゴールと結果を出している。

さらにイングランド2部のストーク・シティに在籍する21歳の攻撃的MFペ・ヒョンジュもヨルダン戦、イラク戦でアシストを記録。今年6月に代表デビューしたフレッシュな戦力で、イラク戦では負傷したファン・ヒチャンの穴を埋める存在となった。

韓国『中央日報』は、ソン・フンミンとファン・ヒチャンを欠いた中で「チーム力の勝利」と一致団結での勝利を評価している。2失点したイラク戦に関しては完璧なパフォーマンスとは言えないが、ソン・フンミン不在の中でグループB首位に立ったのは大きすぎる収穫と言える。

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