ブライトンがアウェイで勝ち点3獲得。ウェルベックが今季5ゴール目も後半にアクシデント発生で負傷交代 三笘薫は60分からプレイ。相手DFからボールを奪ってニューカッスルゴールを脅かす

殊勲のゴールを挙げたウェルベックだが、怪我の状態が心配だ photo/Getty Images

三笘薫はベンチスタート

プレミアリーグ第8節ニューカッスル対ブライトンの一戦が行われた。日本代表としてアジア最終予選2試合を戦った三笘薫はベンチスタート、期待の若手FWエヴァン・ファーガソンが今季初先発となった。

序盤から試合の主導権を握ったのはホームのニューカッスルだ。ボールを保持して敵陣に侵入し、ボールを失ったとしてもハイプレスでブライトンに時間を作らせない。ブライトンは相手のプレスに苦戦し、ロングボール中心のビルドアップとなっている。

12分、ホームのニューカッスルがチャンスを得る。アンソニー・ゴードンが左サイドの深い位置まで侵入し、マイナスにクロスを供給。アレクサンデル・イサクがペナルティエリア内でシュートを放つも、味方のジェイコブ・マーフィーに当たってしまう。

27分、ようやくブライトンが敵陣深い位置までボールを運ぶ。ディフェンスラインの裏にジョルジニオ・リュテールが抜け出しドリブルを仕掛けるも、ニューカッスルの分厚い守備は崩せない。

33分、攻め続けるニューカッスルにビッグチャンス到来。ブルーノ・ギマランイスの縦パスにイサクが反応し、ブライトンGKバルト・フェルブルッヘンと1対1に。しかし、右足のシュートはフェルブルッヘンの体に当たってしまう。

すると35分、ブライトンが反撃に成功する。後方からのロングキックをダニー・ウェルベックが収め、リュテールとのワンツーでボックス内に侵入成功。ティノ・リヴラメントに寄せられるも右足を振り抜き、今季5ゴール目となる先制点を挙げた。

後半に入ると、両チームが相手ゴールに迫る。53分にはニューカッスルが右サイドからクロスを送り、ゴードンが中央で合わせるも、枠は捉えられない。

そして60分、三笘がファーガソンとの交代でピッチに入る。左サイドにいたヤシン・アヤリが中央に移り、三笘が定位置の左サイドにポジションを取る。

5分後にニューカッスルも交代枠を切る。ハーヴェイ・バーンズ、ジョー・ウィロックが投入され、同点弾を狙う。

ここでブライトンにアクシデント発生。ウェルベックがファビアン・シェアとの接触でピッチに倒れ込みそこから立ち上がれず、担架に運ばれてピッチをあとにした。ブライトンはウェルベックに代えてCBのヤン・ポール・ファン・ヘッケを投入、フリオ・エンシソが最前線にポジションを取る。

三笘にチャンスが訪れたのは84分のこと。敵陣でリヴラメントからボールを奪うと、勢いそのままに右足を振り抜く。しかし、ニューカッスルの守護神ニック・ポープが立ちはだかり、追加点は奪えない。

終盤にはニューカッスルが猛攻を仕掛けるもスコアは動かず、0-1でアウェイのブライトンが勝利を手にした。試合を通してニューカッスルペース、ボール支配率も60%と高い数字を記録したが、ゴール前での決定力を欠いてしまい今季2敗目を喫することに。

一方のブライトンはこの試合6セーブを記録したフェルブルッヘンを中心に耐えた試合といえる。気がかりなのはウェルベックの状態であり、彼が長期離脱となれば攻撃の大黒柱を欠くことになってしまう。

[スコア]
ニューカッスル 0-1 ブライトン

[得点者]
ブライトン
ダニー・ウェルベック(35)


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