構想外から一転、今のマンUに欠かせない選手に? 来夏移籍の噂もあるエリクセンが見せる存在感

マンUでプレイするエリクセン photo/Getty Images

9試合で3ゴール3アシスト

プレミアリーグ第8節でブレントフォードに2-1の逆転勝利を収めたマンチェスター・ユナイテッド。公式戦6試合ぶりの白星を飾った。

ユナイテッドは今夏、ジョシュア・ザークツィーやマタイス・デ・リフトらを獲得し、戦力アップを決行したが、新戦力は怪我に悩まされていたりと、ここまでは苦戦を強いられている。そんななか、奮闘している1人がデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(32)だ。

エリクセンは今夏の移籍が噂されていたが、最終的には残留。しかし契約が切れる来夏のユナイテッド退団が濃厚だと考えられている選手の1人だ。構想外という声もシーズン前には浮上し、移籍の噂が絶えない同選手だが、ここまでは公式戦9試合に出場し、3ゴール3アシストをマーク。ラッシュフォード(12試合で4ゴール3アシスト)、ガルナチョ(13試合で5ゴール3アシスト)、ブルーノ・フェルナンデス(12試合で5アシスト)らと並びチームを引っ張る選手として躍動している。

今節のブレントフォード戦では前半に決定機を外してしまうシーンがあったものの、パス成功率は95.4%を記録し、途中出場の選手を除くとデ・リフトと並びチームトップの数字に。またキーパスもラッシュフォード、カゼミロと並んでチーム最多の4本を記録しており、ピッチ中央で存在感を発揮した。試合後にはブレントフォード指揮官トーマス・フランクが「クリスティアン・エリクセンが間違いなく試合を牽引していた」と、ユナイテッドの司令塔を称賛した。

すでにエリクセンは昨シーズンの数字(公式戦28試合で1ゴール3アシスト)を超えており、今シーズンの存在感は明らかだ。またアマド・ディアロと並び、チームトップとなる12回のキーパスを今シーズンのプレミアリーグですでに記録しており、今のユナイテッドのチャンスの多くはこの司令塔から生まれている。

現段階では今シーズン限りで退団が濃厚なエリクセン。今冬の去就も気になるところではあるが、ここまではチームを引っ張る司令塔として存在感を発揮している。(データは『Who Scored.com』より)


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