リヴァプールに敗戦も悲観の必要なし? マレスカ・チェルシーが示した確かな成長 「トップ4入りは達成可能な目標」

チェルシーとリヴァプールの試合は白熱した展開に photo/Getty Images

1-2で敗戦 

プレミアリーグ第8節でリヴァプールと対戦したチェルシーは1-2で敗戦し、開幕戦以来のリーグ黒星を喫した。

エンツォ・マレスカ監督率いるチェルシーは開幕戦でマンチェスター・シティに0-2で敗戦して以降、負けなしを続け確かな成長を見せていた。同じく新体制で好調なリヴァプールとの一戦は大きな注目を集めたが、惜しくも敗戦してしまった。

しかし、英『Evening Standard』はこの敗戦を悲観する必要はないと綴る。確かにこの試合は負けてしまったものの、敵地アンフィールドでチェルシーが見せた戦いは十分評価されるべきものだろう。同メディアは「リヴァプールに敗戦するも、エンツォ・マレスカ監督の下でチェルシーは正しい道を歩んでいる」というタイトルでチェルシーの今回の戦いを振り返った。

「チェルシーにとって、敗北は完全な失敗を意味するものではない。当時マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いる『ブルーズ』は、1月にこのスタジアムで1-4の大敗を喫している。前半にサラーがPKを決め、ホームチームがリードを奪った瞬間から、全体的には劣勢だったものの、ここでも懸命に戦った。確かに、このパフォーマンスには、トップ4入りは達成可能な目標であるという印象を変えるようなものは何もなかった」

前回のアンフィールドでの対戦では1-4と大敗してしまったチェルシー。ここ数年は指揮官と選手の入れ替わりが激しく、批判の的になることも多かったが、今シーズン見せているパフォーマンスからは期待感を感じさせる。そしてアウェイチームにとっては困難なアンフィールドでの試合でも確かな成長を見せた。

リヴァプールとの試合は敗戦してしまったが、チェルシーはここから最初の正念場を迎える。ECLやカラバオカップを途中に挟むが、リーグ戦に絞って見ると、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの連戦が待ち構えている。マレスカ監督の下、本来の強さを取り戻しつつあるチェルシーはこの3試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。


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