日本代表から戻っていきなりリーズでフル稼働 田中碧はボランチに欠かせぬ存在となった「2人とも最高のパフォーマンスだったと思う」

リーズでプレイする田中 photo/Getty Images

相棒のロズウェルとともに高評価

日本代表でのゲームを終えたばかりだったが、リーズ・ユナイテッドに戻ったMF田中碧はさっそく18日に行われたシェフィールド・ユナイテッド戦にフル出場を果たした。現在リーズは中盤に故障者を抱えており、田中はボランチの重要戦力なのだ。

シェフィールド戦ではジョー・ロズウェルとボランチでコンビを組み、2-0の勝利に貢献。田中はチームで3番目に多い75本のパスを出し、パス成功率も89.3%と安定していた。

英『Yorkshire Evening Post』によると、センターバックに入るパスカル・ストライクも田中とロズウェルのコンビを高く評価している。

「2人ともボールを扱う際のクオリティは分かるよね。2人とも騒ぐようなタイプではないし、アオもあまり多くは話さない。ジョー(ロズウェル)は少し多く話すかな。いずれにしても2人はトッププレイヤーだ」

チームを指揮するダニエル・ファルケもシェフィールド戦の2人には納得しているようだ。

「2人とも最高のパフォーマンスだったと思う。シェフィールドのような強い相手と戦う時は、こうしたパフォーマンスが必要だ。ロズウェルはここ2年ほとんどフル出場の機会がなかったし、田中もイングランドで一歩を踏み出したばかり。現時点では完璧な組み合わせではないから、多少スタイルを変えないとね。中盤でボールを回収する人材が不足しているからこそ、パスの出し方にはもっと注意しないといけない」

「彼らは我々の原動力であり、攻撃のメッセージを出す立場だ。彼らはクレバーでないといけないよ。シェフィールドのように中盤でのボール奪取を狙い、カウンターの強い相手には最初のパスが重要なんだ。その点でロズウェルと田中は良いパスを出した」

イングランド2部の戦いは試合数も多く、スケジュールも厳しい。今夜にはワトフォードとの一戦があり、しばらくは田中もフル稼働することになりそうだ。

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