南米予選で最下位のチリ 11月シリーズにビダルら黄金世代のメンバーを招集?

コパ・アメリカ2016のビダル Photo/Getty Images

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ワールドカップは2014年大会を最後に出場しておらず

2026年ワールドカップ南米予選で現在最下位に沈んでいるチリ代表。そんなチリ代表は、来月の11月シリーズの予選でFWアレクシス・サンチェスやMFアルトゥーロ・ビダルといったかつての黄金世代のメンバーを招集する可能性があると国内メディア『red gol』が報じた。

同紙によれば、監督であるリカルド・ガレカは現在の状況を打開すべく、サンチェスやビダルをはじめ、MFガリー・メデルや、DFマウリシオ・イスラなど、かつての黄金世代の復帰を決断したという。チリはここまで1勝2分7敗のグループ最下位に沈み、ワールドカップ出場ラインの6位パラグアイとは勝ち点差が8となっており非常に厳しい状況だ。世間ではリカルド・ガレカ監督への風当たりが強くなっており、解任論も出る中、最後のチャンスとしてこの決断に至ったという。

チリといえば、2010年代の南米を代表する国の1つだった。17年前の2007年U-20ワールドカップで3位に入り、当時のメンバーであるサンチェスやビダルといった選手らが活躍。後にA代表で活躍し、2010年と2014年のワールドカップではベスト16に進出。2015年と2016年のコパ・アメリカでは決勝でアルゼンチンを倒し優勝を果たした。
しかし、2018年のワールドカップ予選ではまさかの予選敗退。そこから徐々に結果を残せなくなり、2022年のワールドカップ予選も敗退。黄金世代のメンバーが全盛期を過ぎたこと、それに伴う世代交代の失敗などが失速の要因に挙げられており、今年行われたコパ・アメリカでは1勝も挙げられず、1得点も取れずにグループステージ敗退というショッキングな結果に終わった。

現在南米予選で5連敗。唯一勝利したのはちょうど昨年10月の第3節ホームのペルー戦にまで遡る。今回のこの監督の判断は、本当にチリを救う一手となるのだろうか?

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