昨季のフォーデンが戻ってきた? CLで見せた復活の兆しに本人も手応え 「感覚を取り戻せたことは、自信につながった」

昨季の輝きをフォーデンは超えられるか photo/Getty Images

先制ゴールをマーク

CLリーグフェーズ第3節でスパルタ・プラハと対戦し、5-0の大勝を飾ったマンチェスター・シティ。2ゴールのアーリング・ハーランドや1ゴール2アシストのマテウス・ヌネスなども素晴らしい活躍を見せたが、注目したいのがフィル・フォーデンだ。

ゴールショーとなったこの試合の先制ゴールを決めたフォーデンだが、今シーズンはここまで苦戦。プレミアMVPを獲得した昨シーズンは公式戦53試合で27ゴール12アシストと圧巻の成績を残したが、今シーズンはここまで公式戦9試合で2ゴール2アシストとなっている。

コンディションに悩まされることもあり、本調子を発揮できていないフォーデンだったが、この試合は昨シーズンのような輝きを垣間見せた。得意の形からの惜しいシュートも何本かあり、復活を期待させるパフォーマンスだったが、フォーデン自身も手応えを感じているようだ。

「序盤に得点して、再びピッチに戻って鋭い感覚を取り戻せたことは、自信につながった。今は正しい方向に進んでいる。昨年最高の選手だった私が、昨年と同じ選手でいることを皆が望んでいる。それが自分自身に課した基準であり、そこに戻りたいと思っている。自分のレベルを取り戻すには、今シーズンは十分長い。自分の力を示し続けなければならない」

「私はただサッカーを楽しんでいるだけだ。外で何が起こっているかなど考えない。トレーニングでもっと上手くなり、より良いプレイをしようと、自分自身に大きなプレッシャーをかけている。それが私という人間だ。自分を追い込み、さらに上達したいと思っている」

「目標は、選手として昨年達成したことをまた達成することだ。昨年は長いシーズンを通して非常に安定していたことを示した。そこまで戻りたい。チームにとっても、トロフィー獲得への意欲がまだあることを示し、衰えていないことを示すためだ」(シティの公式より)

昨シーズンはプレミアリーグ4連覇に欠かせない役割を担ったフォーデン。昨シーズンの成績をキープすることは至難の業となるが、デ・ブライネのコンディションが安定せず、ロドリもない今、フォーデンにかかる期待は大きい。復活の兆しを見せたフォーデンはここから昨シーズンのようにギアを上げることができるか、注目だ。


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