ヴェルナーは“自信”を失っている トッテナム指揮官も心配するアタッカーの現状 「まるで世界の重荷が自分の肩にかかっているように感じる」

トッテナムでプレイするヴェルナー photo/Getty Images

決定力を欠くヴェルナー

トッテナムの指揮官アンジェ・ポステコグルーはELリーグフェーズ第3節AZ戦のあと、ティモ・ヴェルナー(28)の状態を心配した。

2024年1月にライプツィヒからトッテナムに加入したヴェルナーはここまでポステコグルーのチームでインパクトを残せていない。昨シーズンは半年間でプレミアリーグ13試合に出場し、2ゴール3アシストを記録するも、シーズン終盤は怪我で離脱。レンタル期間が延長され、今シーズンもトッテナムでプレイすることになったヴェルナーだが、ここまでは公式戦10試合で1アシストに留まっている。

ELのAZ戦でスタメン出場した同選手は26分に絶妙は飛び出しからGKと1対1の決定機を迎えるも、シュートはうまくミートせず。前半でブレナン・ジョンソンとの交代を強いられた。フィニッシュまでの動きは素晴らしいが、肝心のシュートが入らない状況が今シーズンも続いているヴェルナーをトッテナム指揮官も心配している。

「彼は間違いなく自信を失っている。それは見ての通りだ。時にはそこから抜け出すのが難しいこともある。まるで世界の重荷が自分の肩にかかっているように感じる。私たちができることは、彼をサポートし、彼が特定の事柄に対して少し自信を持てるようになるよう努力し続けることだけだ」

「彼は、マイキーが早い段階で得点できるように素晴らしいパスを出した。それが入れば、彼にとってはアシストとなり、勢いがつくだろう。しかし同時に、彼はそこから抜け出す方法を見つけなければならない。なぜなら我々にとって、そのポジションにはインパクトのある選手が必要だからだ。私は、彼にはいくつかの場面で、本当に自信が欠けているように感じた。我々は、何とかして彼に自信をつけさせなければならない」(英『Sky Sports』より)

開始早々の4分には左サイドからマイキー・ムーアへ絶妙なクロスをあげていたヴェルナー。すべてのプレイが悪いわけではないが、ポステコグルー監督は自信の欠如について心配しているようだ。

後半から左サイドにポジションを移した17歳のムーアは素晴らしいパフォーマンスを見せており、このままではポジションを失う可能性もあるヴェルナー。トッテナム加入後、公式戦24試合で2ゴール4アシストと苦戦が続くが、輝きを取り戻すことはできるだろうか。


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