アルバレス、ギャラガーら大型補強のアトレティコが苦戦中…… 13年続いたシメオネの魔法は切れてきたのか 

アトレティコを指揮してきたシメオネ photo/Getty Images

リーグ戦でもCLでも結果が物足りない

2011年の就任から実に13年。ディエゴ・シメオネがアトレティコ・マドリードで見せてきた仕事に文句はつけられない。バルセロナとレアル・マドリードが絶対的な強さを誇る中、シメオネは2度もチームをリーグ制覇へと導いてきた。

しかし、スペイン『SPORT』はさすがにシメオネの信用も尽きたのではないかと最近の結果を批判している。

23日にはチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節でリールと対戦したが、ホームで1-3と逆転負けを喫した。アトレティコ側としては納得のいかないPK判定もあったが、それでもホームで3失点の敗北は痛い。CLは3試合を戦って1勝2敗と出遅れている。

また、国内でも5勝5分と取りこぼしが目立つ。負けてはいないが、やや引き分けの数が多い。特に今夏はマンチェスター・シティからFWフリアン・アルバレスを7500万ユーロ、チェルシーからMFコナー・ギャラガーを4200万ユーロ、レアル・ソシエダからDFロビン・ル・ノルマンを3450万ユーロ、ビジャレアルからFWアレクサンデル・セルロートを3200万ユーロで獲得しており、補強にかなりの資金を投じている。

そこから考えると、国内リーグもCLも100%満足できるスタートとは言えないだろう。最近はシメオネ体制の自慢だった守備も脆いところがあり、アルバレスらを加えた攻撃陣も湿り気味だ。

同メディアは「シメオネ体制の13年では良い瞬間もあれば悪い瞬間もあったが、シメオネはもう指揮官としての功績を使い果たした」と手厳しい。今夏の大型補強で言い訳はできない状態にあり、シメオネに全幅の信頼を寄せてきたアトレティコのサポーターたちもフラストレーションを溜め始めている頃か。

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