ファーガソンのアンバサダー解任にスコールズは激怒 マンUの立ち回りにレジェンドは不快感を示す

元ユナイテッドのスコールズ photo/Getty Images

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クラブの改革に反感の声

マンチェスター・ユナイテッドはINEOSのジム・ラトクリフ会長が共同オーナーに就任して以降、大胆な改革を推し進めてきた。これまでの活動は選手の補強や練習場の改修など、概ねポジティブに受け止められてきたが、電撃発表されたサー・アレックス・ファーガソン元監督とのアンバサダー契約の終了は大きな波紋を呼んでいる。

ファーガソン氏は26年間に渡りマンUで指揮を取り続け、38のトロフィー獲得に貢献。現在もマンUの象徴的監督を慕うレジェンド選手も多い。中でもファーガソン氏を恩師と仰ぎ、黄金期の一員であるポール・スコールズ氏は「不快に感じた」と今回の件について率直な感想を述べている。

「失礼な気もするが、彼らは新しいオーナーであり、新しいオーナーは変化をもたらす。そして、彼らは自分たちのしていることがクラブにとって最善だと考えている」
「もし彼らが、200万ポンドの節約ができると考えているなら、それは事実だろう。もしこの件以上に有意義に資金を使えると考えているなら、そうすればいい」

「このクラブはサー・アレックス・ファーガソンから多くの恩恵を受けてきた。現在のクラブの地位も、主に彼が長年クラブに成功をもたらしたおかげだ」

多くの反感を買った今回の決断だが、決してファーガソン氏とマンUの断絶を決定づけるものではないと公式発表。ファーガソン氏は非常勤取締役の役職を維持し、今後もオールド・トラッフォードに歓迎されるクラブの親しい友人であり続けると主張している。

ただ、現在プレミアリーグで3勝3敗2分の12位と名門らしからぬ低調なパフォーマンスが続いているだけに、あまりにもタイミングが悪すぎた言わざるを得ない。強行的にも見える改革がどのようにマンUを導いていくのか今後の動向に注目を集める。

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