伝統の一戦を前にアンチェロッティ 「バルセロナは少し哲学を変えた」

レアル攻撃陣は脅威だ Photo/Getty Images

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「フリックとシャビを比較したくない」

26日に行われるラ・リーガ第11節にてレアル・マドリードとバルセロナの試合が行われる。この試合の前日会見に出席したレアル・マドリードの指揮官カルロ・アンチェロッティはハンジ・フリックが就任した今のバルセロナについて言及した。

今シーズンのバルセロナのプレイスタイルについて問われると「バルセロナは哲学を少し変えた。彼らのプレイは変わり、よりダイレクトになった」とコメント。「彼らは非常に明確なプレイスタイルを持っていて、とてもうまくいっている。彼らは非常に勇敢なチームであり、我々は最高のプレイをするために良い準備をしなければならない」と称賛した。

また、「シャビとは比べたくない。私にとっては、彼は彼なりのやり方で、彼のアイディアで素晴らしい仕事をしていた。シャビのチームには負けることもあった。今のバルセロナは違うし、シャビがいた頃と同じように彼らをリスペクトしている」と前監督のシャビとフリックのサッカーを比較せず、両者共にリスペクトを示した。
今シーズンのエル・クラシコはここ数年以上に注目される試合となるだろう。レアル・マドリードは前線に攻撃の選手が多く在籍している。新加入のFWキリアン・ムバッペをはじめ、バロンドール候補のFWヴィニシウス・ジュニオール、昨シーズンラ・リーガ年間最優秀選手に輝いたMFジュード・ベリンガム、こちらも新加入の18歳のFWエンドリックなどがいる。対するバルセロナも、監督が変わって覚醒したMFハフィーニャや、同じく今シーズン絶好調のFWロベルト・レヴァンドフスキ、17歳ながら抜きんでたプレイスキルを持つFWラミン・ヤマル、新加入ながらバルセロナのアカデミー出身のMFダニ・オルモなど、こちらもより攻撃的な選手が在籍する。両チームともここまで好調であり、勝利予想が難しい一戦となるだろう。

この試合どちらが本命となるかとの質問に対し「クラシコやダービーのような試合では、お気に入りを選ぶのは難しい。誰が優勝候補なのかはわからないし試合の力関係次第だろう。このような試合では何が起こるかわからない。プレッシャーにどう対処できるか、そして試合の瞬間にも大きく左右される。一方のチームが主導権を握っている瞬間もあれば、もう一方のチームが主導権を握っている瞬間もある。テンポを管理しなければならないし、勝利するためにはそれが重要だ」と述べた。

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