王者シティを苦しめたサウサンプトンをペップ、B・シウバらが称賛 「我々を困難な状況に追い込んだ」「ボールを奪い返すのに苦労した」
前半ATにはアーチャーに決定機 photo/Getty Images
0-1でシティに敗戦
プレミアリーグ第9節でマンチェスター・シティと対戦したサウサンプトン。未だ勝利がないなか、無敗のシティのホームに乗り込んだサウサンプトンだったが、開始早々5分にアーリング・ハーランドに失点を許し、これが決勝点となり0-1で敗戦した。
今節を終えて、1分8敗と未だに勝利がないサウサンプトン。しかしエティハド・スタジアムで見せたパフォーマンスには称賛も集まっている。試合後、シティ指揮官ペップ・グアルディオラはサウサンプトンを称賛し、ラッセル・マーティン監督から多くを学ぶことができると語った。
「我々はいい加減なプレイはしなかったし、調子が悪かったわけでもないが、相手が本当に強かったのでボールを奪い返すのに苦労した。私は傍観者だ。選手にはボールを歯ではなく足で扱ってほしい」
「相手が自分のチームで自分がやりたいことをやっていて、それを本当にうまくやっているのを見ると、私は褒める。きっと学べると思う。いくつかの動き、なぜそうするのかという理由もあった。ストライカーと連携するための動きなど、簡単ではない。監督として学ぶには良いゲームだ。ラッセルは本当に良くやっているので、私は彼から多くを学ぼうと思っている」(英『BBC』より)
さらにスタメンフル出場したベルナルド・シウバもこの試合での苦戦を認め、サウサンプトンのパフォーマンスを称賛した。
「厳しい試合だった。たくさん走らなければならなかったタフな試合だった。早い段階で得点したので、試合は少し楽になると思ったが、そうはならなかった。2点目、3点目と追加点を奪って試合を終わらせるチャンスがあったにもかかわらず、それをできなかった」
「自分たちで試合を難しくしてしまった。サウサンプトンは我々を困難な状況に追い込んだ。彼らの戦術は非常に優れている。プレミアリーグでこれまでに獲得したポイントよりも、もっと多くのポイントを獲得するに値する」(英『Manchester Evening News』より)
開始早々に失点を許し、後方からのビルドアップを狙われるシーンもあったサウサンプトンだが、ラッセル・マーティン監督は戦い方を変えず、最後まで自分たちのやり方を貫いた。シティの前からのプレスをはがし、ゴールに迫るシーンもあり、前半ATのキャメロン・アーチャーのポストを叩いたシュートが入っていれば、結果が変わっていた可能性もある。
アウェイのシティ戦でサウサンプトンが見せたパフォーマンスは素晴らしかったものの、まだプレミアリーグで勝てていないのも事実。自分たちのサッカーでまずは今季初勝利を飾りたいところではあるが、次節のエヴァートン戦で勝ち点3を獲得できるか。