「アルテタは徐々にジョゼ・モウリーニョのような監督に変貌しつつある」 ペップの愛弟子に起きている変化をリヴァプールOBが言及 

アーセナルの指揮官アルテタ photo/Getty Images

リヴァプールとは引き分けに

プレミアリーグ第9節の注目カードであったアーセナルとリヴァプールの一戦は両者譲らず、2-2のドローで幕を閉じた。

そんなこの試合の解説を『Sky Sports』で務めたリヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏はアーセナルの指揮官ミケル・アルテタに起きている変化について、自身の見解を展開した。

「アーセナルを観戦していて面白いのは、長い間考えていたことだが、ミケル・アルテタはペップ・グアルディオラと仕事をしていたので、彼はペップ・グアルディオラの弟子だと思っていた」

「しかし、過去15年間で最も成功した監督2人を考えた場合、ペップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョが挙げられる。ミケル・アルテタは徐々にジョゼ・モウリーニョのような監督に変貌しつつある。誰もそんなことが起こるとは思っていなかった。今日、彼らは後半に後退した」

アルテタはマンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めた過去があり、そこで指揮官ペップ・グアルディオラと共に仕事をしている。ペップの影響を大きく受け、この2人は師弟関係としても注目されている。

しかし、キャラガー氏はペップのスタイルではなく、「スペシャル・ワン」とも呼ばれるモウリーニョに近いサッカーのスタイルになっていると言及。さらに同氏はこの変化にはアルテタの意図的な考えがあるのではないかと続けた。

「これは批判ではなく、アーセナルというチームの現状についての観察である。おそらくアルテタが攻撃陣を見て、『我々はマンチェスター・シティほど優れていない。守備で最高のチームになってリーグ優勝しなければならない』と考えたからかもしれない。そして、昨シーズンはまさにその通りだったし、今もそうなのかもしれない」

「しかし、アーセナルは素晴らしいサッカーをしているという考えと、彼がペップ・グアルディオラ派だという考えは、一致しない。今日、交代した選手たちを見ればわかる。試合前に誰が調子が良くて誰がそうでなかったか秘密にしていた。これはすべてジョゼ・モウリーニョのやり方だ」


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