12試合で7G1Aのモイーズ・キーン 「精神的に強くなった」とスランプを経験し、自身の成長を実感

イタリア代表のスパレッティ監督もキーンの成長を認めている photo/Getty Images

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フィオレンティーナのモイーズ・キーンが、自身の成長を実感しているようだ。

彼は若くして才能を評価され、16歳でセリエAやCLリーグでデビューを飾ると、19歳の時にはイタリア代表でゴールを記録。20−21シーズンは、パリ・サンジェルマンで17ゴールとゴールを量産し、順調な活躍を見せていた。

ところがそれ以降は期待されたほどの成績を残せず、昨シーズンは特に不調を極めた。ユヴェントスで20試合出場したものの、ゴールを一つも奪えなかった。
そんな彼が今シーズンからフィオレンティーナへと移籍すると、リーグで4位と躍進するチームに貢献。ここまで公式戦12試合に出場し、7ゴール1アシストを記録している。

第9節のローマ戦では2ゴールを奪い、試合後のインタビューでは調子の良さをこう語っている。

「精神的に強くなったと感じていますし、より成長したと感じています。フィレンツェでは周りの人たちが温かく迎えてくれました。みんな最初から私の活躍を望んでいることがはっきりしていて、それがベストの状態でトレーニングし、毎試合フィールドで全力を尽くす助けになっています」

このまま好調を維持すれば、いずれイタリア代表での活躍も期待されるだろう。ただライバルのマテオ・レテギも絶好調で、現在10得点で得点ランキングトップを走り、キーンの前に立ちはだかっている。

そのレテギついて聞かれると、キーンは「彼がいなかったら挑戦にはなりません。ポジション争いはイタリアサッカーにとって良いことだし、この国にストライカーがいることを証明しています。それにレテギは本当にいい人だから、彼がうまくやっているのは嬉しいよ」と良いライバル関係であることを明かした。

果たしてキーンは今シーズン中に、かつての輝きを取り戻せるのか、まだ24歳と若い彼の今後の成長に期待したい。

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