「9試合を終えてリーグ14位なんてありえない」 苦戦続くユナイテッドの現状にレジェンドも嘆き 「得点力不足、パフォーマンス不足が毎週積み重なっている」

なかなか勢いに乗れないユナイテッド photo/Getty Images

ウェストハムに敗戦

プレミアリーグ第9節でウェストハムに1-2で敗戦したマンチェスター・ユナイテッド。決勝点となったPKの判定には様々な議論が飛び交っているが、ユナイテッドにもいくつか得点チャンスがあっただけに悔しい敗戦となった。

現在、ユナイテッドは3勝2分4敗となっており、14位に沈んでいる。エリック・テン・ハーグ監督への風当たりは強くなる一方で、改善傾向も見られないユナイテッドにクラブレジェンドであるガリー・ネビル氏も嘆いている。

「エリック・テン・ハーグはトラブルを招いている。リーグ戦9試合を終えて14位だ。9試合はシーズン全体のほぼ25%が過ぎたことになる。クラブの誰もが大きな不安を抱えているだろう。パフォーマンスレベルが... ユナイテッドはもっと上に行けるはずだったが、負けてしまった」

「彼らは14位だ。大金を費やしている。昨シーズン終了時に私ははっきりと伝えた。もし最初の数ヶ月が過ぎた後も同じ状況が続いているようなら、多くの疑問が投げかけられることになるだろうと。彼らは週の半ばに試合があるが、すべては次の週末のチェルシー戦にかかっている」

「それなりに実力があって、プレイできて、ピッチの一部でクオリティーを発揮できる選手なら、誰でもこのユナイテッドに勝てるし、彼らは危険にさらされている。来週のオールド・トラッフォードでの試合でまた敗北を喫するとは思わない。本当に心配な状況になってきている。結果、得点力不足、パフォーマンス不足が毎週積み重なっている」

「ここ数シーズンで主に獲得した選手たちだ。厳しい時期だ。リーグでの順位のせいで、来週か再来週には、テン・ハーグの周りに耐え難いほどのプレッシャーがかかるだろう。彼らは14位だ。9試合を終えてリーグ14位なんてありえない」

次節のチェルシー戦次第ではテン・ハーグ監督の解任もあり得ることを示唆したネビル氏。しかし、クラブは同氏の想定より早く決断を下し、テン・ハーグ監督を解任。ルート・ファン・ニステルローイアシスタントコーチが暫定監督としてチームを指揮する運びとなった。

特にユナイテッドの現状で気になるのはゴール数で、ここまで9試合で8ゴールしか奪えていない。これより少ないのは6ゴールのクリスタル・パレス(17位)とサウサンプトン(20位)のみだ。今夏積極補強で新戦力を多く迎えたが、機能しているとはいえず、苦しい日々を送るユナイテッド。まずはレスターとのカラバオカップで勝利し、勢いを持った状態で週末のチェルシー戦に臨みたいところだが、果たして。


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