バロンドール表彰式欠席のヴィニシウスを批判する西紙 6回受賞を逃しているメッシの謙虚さと比較

約20年も世界最高峰であり続ける二人 photo/Getty Images

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ヴィニシウス個人の意志かは不明だが……

レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールが、バロンドールの表彰式に欠席し、波紋を呼んでいる。

『MUNDODEPORTIVO』では、その行動をリオネル・メッシの行動と比較し、ヴィニシウスが過去から謙虚さを学ばなかったと題して取り上げている。

と言うのも、メッシは2007年以降、過去14回バロンドールでトップ3に入り、そのうち6回受賞できなかったにも関わらず、表彰式に出席していたからだ。
その内、1回は2007年にカカが受賞し、あとの5回はいずれもクリスティアーノ・ロナウドが受賞した。C・ロナウドとメッシは言わずと知れた世界最高のサッカー選手であり、彼らがバロンドールを受賞した年は、毎年どちらが獲得してもおかしくない成績を収めていた。

そして記事では、数年前まで行われていた慣例を紹介。実は表彰式の数日前に『France Football』の発売に向けた受賞者の写真撮影を行っていたため、誰が受賞するかは事前にわかっていたという。それでもメッシが欠席しなかった謙虚さを記事では言及している。

ただ今回の行動は、ヴィニシウス個人というよりは、レアル・マドリードがクラブとして抗議している意図も推測できるため、欠席が純然たるヴィニシウスの本心だったのかはわからない。報道にある通り、彼の憤慨が発端となったとは言われているが、それも不明だ。それに記事のように、単純にメッシとの性格を比較することもできない。

またヴィニシウスは欠席後、自身のSNSに「10倍やる。彼らは予測できない」とのメッセージを投稿しているため、すでに気持ちを切り替え、来年以降の受賞に熱意を燃やしていることも窺える。この悔しさをバネに是非とも目覚ましい活躍をしてもらいたい。

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